【地図を見て読むNEWS】「大丈夫」の3文字が心に響く東禪寺

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 「苦しいとき、自信を失ったとき。いつも『大丈夫』と記されたこの3文字に勇気づけられてきた」と、ここを訪ねてきた方が言葉少なげに話す。

 それが品川駅からわずかの距離にある東禪寺(東京都港区高輪三丁目16番16号)。臨済宗妙心寺派の古刹で開山は嶺南禪師、開基は宮崎の飫肥藩主伊東祐慶公。慶長15年(1610年)に江戸城外櫻田に開創され、寛永13年(1636年)に高輪に移転再建された。現在、赤坂にある霊南坂は嶺南禪師の名残りという。

 写真にある「大丈夫」と書かれた文字。「力があり見ているだけで心が揺さぶられる」との声が挙がる。品川駅が近いのにもかかわらず静かな境内。三重塔が訪れる人に凜とした姿を見せている。

 創建以来250年間は参勤交代制度による諸大名家の江戸での菩提寺としての役割を果たした。嘉永6年(1853年)のペリーが来航、日米及び日英修好通商条約を締結。安政6年(1859年)に英国公使オールコックは東禪寺境内にユニオンジャックの英国旗を掲揚して最初の英国公使宿館とした歴史がある。

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多くの人に勇気を与えている「大丈夫」
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三重塔が凜とした姿を現す
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