秋篠宮ご夫妻の次女、佳子内親王殿下が11月1日に神奈川県・川崎市の「カルッツかわさき」で行われた「令和6年度 全国都市緑化祭」の開会式に御臨席され、終了後、近くの富士見公園で記念植樹に臨まれた。
(取材・撮影:伊藤直樹©ニュースラウンジ)
トップ写真は、記念植樹をなさる佳子内親王殿下
佳子内親王殿下は「カルッツかわさき」での式典終了後に隣接する、「第41 回全国都市緑化かわさきフェア」のメイン会場のひとつ富士見公園で行われた記念植樹に地元の市立富士見中学校2年生の2人とともに記念植樹に臨まれた。
佳子内親王殿下は2人の中学生をご覧になりながら、「何回かけますか?」と、御尋ねになったそうで、息をそろえて『舞姫』という品種の桜の苗木にスコップで盛り土を3回優しく根元におかけになられ、水差しで水を回しかけられました。
「御退席されます」とのアナウンスで福田紀彦川崎市長から促されるも、自らご一緒に記念植樹に臨まれた中学生2人に歩み寄られ、御声をかけられた。
一緒に記念植樹をした富士見中学校2年生の2人も「最初は緊張しましたが、佳子さまから優しく声をかけていただき、緊張がほぐれてとても楽しくできました」と振り返った。
さらに、佳子内親王殿下は御退出する際、参列されていた、先の式典で「都市緑化宣言」をした宮前小学校6年生7人の前で立ち止まられ、姿勢を低くされて子供たちと同じ目線になりながら、おひとりおひとりに御声をかけられていた。
児童たちによると、約3分半という長い文章を7人それぞれがパートに別れて、順番に(なにも観ずに)よどみなく読み上げて、立派に大役を果たせたことを踏まえ「めっちゃ緊張して、足が震えてしまったり、声が出なかったりしたのですが、頑張れてよかったです」と練習の成果を発揮できたことにほっとした表情だった。佳子内親王殿下からは、「(長い文章を)暗記してよく頑張りましたね」「緊張しましたか?」「がんばりましたね」と御声をかけられたという。なかには、「佳子さまと話せてうれしかった」という素直な感想を言う子も。
「全国都市緑化祭」は、国土交通省などが毎年開催している、緑豊かなまちづくりを目的としたイベント。今年の「令和6年度全国都市緑化祭」は「第41 回全国都市緑化かわさきフェア」の中心的行事として開催された。
佳子内親王殿下は午後には、川崎市の生田緑地にある「ばら苑」、「川崎市立日本民家園」、「かわさき宙(そら)と緑の科学館(川崎市青少年科学館)」でのプラネタリウム体験、「川崎市藤子・F・不二雄ミュージアム」などを視察された。