
元参議院議員で女子プロレスラーの”ミスター女子プロレス”神取忍(47)が15日、東京・豊島区南大塚に新道場「プロレスバンク」を開設。その道場開きとともに、旗揚げから20年目の団体『LLPW』を『LLPW‐X』と改め、新人育成と共に、地元に密着して、「ここから、元気と笑顔を発信していきたい」と、高らかに宣言した。神棚がリングにしつらえられ、神主さんが登場し、厳かな雰囲気に包まれる中、みな神妙な面持ちで、新道場の安全と反映を祈願するお祓いと神事が行われた。
その後、神取社長は、新「道場」を「バンク」と命名した。その意味するところは、「ここから、セミナー、教室と、(道場の)中をイベント化していきます。それと、ここが元銀行だったんです」と、笑いを取りつつ、「みなさんの身体をお借りして、みなさんを健康にして、みなさんに元気になってもらう」と、説明した。
そして、「プロレスと同時に、プロレスを通じて、みなさんに元気になっていただきたいと思います。大塚に縁あって来ました。大塚の皆さんを通じて、ここから発信して、皆さんと共に協力して、とにかく、みなさんに笑顔になっていただき、役に立つ場にしたい」と、地域密着型を目指すことを宣言した。
もちろん、12月4日はニコニコ動画の生放送で道場マッチを予定し、来年は月1ペースで興行を再開させるが、現在、所属選手が6人なため、何といっても新人育成が急務。そこで、女子プロレスラー・井上貴子(42) プロデュースのアイドルユニット”ブリリアントバトルガール『Vollume2(ボリューム・ツー)』”メンバーが初お披露目された。
デビュー団体だった『全日本女子プロレス』時代、アイドルレスラーとして、人気実力があり、プロレスだけではなく、バラエティー番組などでも活躍している井上が、『me2=井上貴子2世』を作るべくプロデュースした。
歌やダンスはもちろんモデルやグラビアもこなせるメンバーを集めユニットを結成。「ワタシ達の特技はプロレスです」を合言葉に、可愛いだけではなく、綺麗な肉体を兼ね備えた「ボリューミーな」エンターテイナーを送り出していくというコンセプト。
井上は、「プロレスが出来るアイドルユニットを育てるために、私はレッスンと言っているんですけど、毎日、リングを使って受け身の練習を重点的にしています」と、来春デビューを目指して、日夜、厳しいレッスンに励んでいると語った。
124人の中から、選ばれたのは、リーダーは元芸人の村田まな美(20代)。小山優妃(16)。上撫瑞希(16)。“さきっぽ”渡邉沙紀(23)の4名。
自己紹介の後、「他にはないアイドルユニットを作っていきたいので、頑張ります」と、リーダーの村田が力強くあいさつ。
「LLPW-Xバング開き記念」5分間のエキシビジョンマッチ
第1試合 中川ともか(エスオベーション)VS井上貴子(LLPW-X)
第2試合 植松寿絵(プロレスリングWAVE)VS遠藤美月(LLPW-X)
また、道場開きには堀田祐美子(44)もお祝いに駆けつけた。