パリ2024オリンピック競技大会でメダルを獲得した川崎市にゆかりのある文田健一郎選手(レスリング男子 グレコローマンスタイル60kg)、平野美宇選手(卓球女子団体)、張本美和選手(卓球女子団体)の3選手が9月20日川崎市役所本庁舎で行われた、スポーツ特別賞贈呈式に出席した。
※受賞選手のうち、ブレイキン女子 AMI(湯浅 亜実)選手は、海外遠征中のため欠席した。
(取材・撮影:伊藤直樹©ニュースラウンジ)
レスリング男子 グレコローマンスタイル60kgで金メダルを獲得した文田選手は川崎市在住で、卓球女子団体で銀メダルを獲得した平野選手と張本選手は川崎市を拠点に活動しているTリーグ「木下アビエル神奈川所属」。
川崎市からは福田紀彦市長、「パリ五輪での皆さんの本当に活躍、 素晴らしかったと思います。在住あるいは活動拠点を川崎市に置いていただいてる川崎ゆかりの選手ということで、市民は大いに励まされました。これからも川崎市民を勇気づけていただきたいと思いますし、皆さんのご活躍を川崎市、川崎市民が一生懸命応援させていただきたいと思っています。おめでとうございました」とお祝いのあいさつ。
結婚を機に川崎に引っ越してきて、3、4年になるという文田選手は、「本当にすごく 素敵なところというか、今1歳半の娘がいるんですけど、すごく子育てしやすいところで、たくさんお世話になっています」と、まず、私生活の充実を語り、「今大会は自分にとっては2度目のオリンピックとなって、前回銀メダルだったので、今度こそ金メダルという思いで3年間、東京からパリに向けて競技に取り組んできました。この3年を充実したものにできたので、今こうして金メダルを持って報告できているなと実感しています。これからまだまだ引退ではなく、次の目標に向けてまた競技を頑張っていこうと思っているので、引き続きよろしくお願いします。本日は本当にありがとうございます」と、私生活の環境が、好成績に結びついたと。
2022年4月より、川﨑を活動拠点としているTリーグ『木下アビエル神奈川』に所属している平野選手は、「東京オリンピックが終わって、神奈川のチームに移動することを決めて、そこからパリオリンピックを目指してやってきました。前回出場できなかったシングルスの厳しい選考レースを勝ち抜くことができて、出場することができましたが、シングルスではメダル獲得まで行くことができなかったんですけど、団体戦でチームのみんなと一緒に銀メダルを獲得することができて嬉しく思いますし、3年前の決断が間違ってなかったなっていう風に思っています」としたうえで、「やっぱり金メダルが取れなかったっていうことは、私よりも本当に強い中国という国もありますし、まだまだやることはたくさんあると思うので、1日1日を大切にして、これからも努力できるように頑張りたい」と、さらなるレベルアップに投資を燃やしていた。
2018年より川﨑を活動拠点としているTリーグ『木下アビエル神奈川』に所属し、川崎市立の中学校に通っている張本選手は、「卓球場の向かい側にある中学校に通わせていただいているので、すごく勉強しやすい環境で、たくさんの学びがあり、卓球人生に大きく関わっています。今回のオリンピックは初めてでしたが、本当に緊張したんですけど、ほかの選手やチームの皆さんにたくさん助けられて銀メダルを獲ることが出来ました。やっぱり金メダルが欲しかったので、4年後に向けて頑張ります」と感謝を述べた。
また、市長からは、「文田さん、『子育てしやすい』って言っていただいてありがとうございます」と、川崎市のPRに感謝。それに対して文田は、「すごい本当に色々お世話になってて、施設とかにも行ったりするんです」と言うと、市長は、「ありがとうございます。ぜひ川崎に居続けて、レスリングの楽しさを子供たちにも伝えていただきたい」とお願いした。
【関連記事】
【川崎市】レスリング文田健一郎選手、4年後のロス五輪を目指す「モチベーションになる」と会いたい人物とは…
【川崎市】卓球・平野美宇選手、「私は非公開です」と即答して場内を爆笑させた質問は…
【川崎市】卓球・張本美和選手、ラゾーナ川崎が推しスポット!夜の工業地帯がすごく綺麗