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【ソチ五輪】レジェンド葛西紀明、ジャンプ団体で銅メダル!長野オリンピック以来16年ぶり

 「ジャンプ」日本代表の“レジェンド”葛西紀明選手(41=土屋ストーン)率いる日本チームのジャンプ陣が、17日(日本時間:18日)に行われた「ジャンプ 男子ラージヒル団体・決勝」に登場。銅メダルを獲得した。団体でのメダル獲得は、16年前の1998年長野オリンピック以来となる。

 葛西選手は16年前の長野オリンピックで、「ジャンプ団体」が金メダルを獲得した時には、直前に左足首を捻挫した影響もあり、団体メンバーから外されたため、歓喜の輪の中には入れなかった。「悔し涙を流しながら歩いて宿舎に返った」という、葛西選手。「悲運のエース」が今大会で、2つのメダルを獲得。表彰台での笑顔が輝いていた。

 清水礼留飛選手(20=雪印メグミルク)は、前のノルウェーのエースであるアンデシュ・バーダルが137.5メートルの大ジャンプを記録したが、冷静に132.5メートルを飛び、得点は127.8点で、まず2位発進。

 続く、選手に不利な追い風に変わった中、竹内択選手(26=北野建設)は、127.0メートルのジャンプで117.9点。合計245.7点で4位に落ちる。

 3番目の伊東大貴選手(28=雪印メグミルク)も同じく不利な条件の追い風の中、130.5メートルを飛び、130.3点。合計376.0点とし、3位まで押し上げる。

 4番目のエース“レジェンド”葛西紀明選手(41=土屋ストーン)は、有利な向かい風となり、134.0メートルの大ジャンプ。テレビカメラに向かって笑顔でVサインという自信が示す通りだった。課題のテレ・マークもしっかりと決めて、131.5点を追加。合計507.5点として3位。

 【1回目のジャンプを終えてトップ3】
 1位 ドイツ 519.0
 2位 オーストリア 516.5
 3位 日本 507.5

 1位のドイツとの差は、12.5で距離に換算して7メートル弱。2位のオーストリアとの差は、9で距離に換算して5メートルとなっている。上位8ヶ国による決勝2回目のジャンプ。16年前の1998年長野オリンピックで金メダルをとった時は、1回目を終えて4位で14ポイント差だったことを考えれば、まだまだ金メダルを狙える位置。

 清水選手が131.50メートルのジャンプで、合計640.1。トップのオーストリアと6.8ポイント差、2位のドイツと4.4ポイント差で3位。

 2番目の竹内選手が130.0メートルのジャンプで、合計760.6。トップのオーストリアと16.2ポイント差、2位のドイツと15.9ポイント差で3位。

 3番目の伊東選手が132.0メートル、合計887.6。トップのドイツと22.8ポイント差、2位のオーストリアと19.4ポイント差で3位。

 4番目のエース“レジェンド”葛西選手が134.0メートル、暫定トップに立ったのを確認するとメダルが確定したのを確認すると、選手同士で抱き合い、カメラに向かって日本の小旗を降り笑顔の葛西選手。

 【トップ3の最終順位】
 1位 ドイツ 1041.1
 2位 オーストリア 1038.4
 3位 日本 1024.9

 フラワーセレモニーでは、表彰台まで、膝の痛みがあるのに痛みをこらえて頑張った伊東大貴選手を肩で支えながら、4人一緒に表彰台に飛び乗り、何度も4人の仲間とともに何度も両手を上げながら、ジャンプして喜びを表していた。

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