元女子サッカー日本代表FWの岩渕真奈さんと元男子卓球日本代表金メダリストの水谷隼さんが16日千葉・ZOZOPARK HONDA FOOTBALL AREAで行われた「Emma Sleepスポーツキャンプ2024」に登場。小学生を対象としたサッカー教室を開催した。
第1部の「睡眠」をテーマにしたトークセッションに引き続き、第2部は小学生を対象としたサッカー教室が行われた。小学校1年生から6年生までのサッカー経験者、未経験者を含めた男女10名が参加。また、サッカー王国として知られる静岡県出身で、高校がサッカー強豪校の⻘森⼭⽥だが、サッカーは初心者同然という腕前の水谷さんも生徒として参加。子供たちと一緒に汗をかいてボールを追っていた。
コーチの岩渕さんは、まず、手や足を使って上空にボールを上げて、落下するまで手を何回叩けるかや、ドリブルから、身体のいろいろな部分を使ってボールを止めるなど、準備運動も兼ねてボールを扱うトレーニングからスタート。続いて、徐々に遠い距離から蹴ってコーンに充てるメニューでは、岩渕さんがお手本で。スペシャルコースの一番遠くのコーンを狙ってキック！見事一発で倒し、さすがのボールコントロールを披露。
最後のミニゲームでは、子供たちと岩渕さん、水谷さんが入った6対6のミニゲームを2試合。岩渕さんと水谷さんらコーチ3人vs子供たち10人という夢の対決が実現。必死になってボールを奪いにいく子供たちに対し、岩渕さんは「出しどころがない」と、大勢の人数に囲まれ四苦八苦しながらも見事な足捌きで華麗なドリブルやテクニックを随所に見せ、ヘディングでワンゴールを奪う！水谷さんもピンチになるとゴール前に立ちふさがって（手を使わずに）ゴールを阻止したり、ドリブルを仕掛け、シザースなどの足技も披露して縦横無尽にピッチを駆けまわり、見事ゴールを決めるたかと思えば、ハンドの反則で子供たちの笑いを誘い、場を盛り上げていた。
ミニゲームの後は、子供たちからの質問タイム。教室で一番ノリで全コーンにボールを当てたり、シュートも決めるなど、未来のなでしこを感じさせる上手な女の子から「正面での一対一の時に体の入れ方はどうしたらいいんですか？」という専門的な質問が！岩渕さんは「難しいなぁ…」というと、言葉ではなく、質問した子と何度か実演しながら説明したが、「説明がむずかしいねぇ。難しいなぁ」とタジタジ。
イベント終了後、元気な⼩学⽣と交流した感想を聞かれた岩渕さんは、「⼦供たちとのイベントは、私たちも元気をもらえますし、私が澤さんを⾒て育ってきたように、アスリートと関わることで⽬標も増えると思うので、⾮常にいいイベントになったんじゃないかなと思いました」と感想を。
競技未経験者の小学生でも参加できるような練習メニューを自ら考案、作成したそうで、「サッカー未経験者の子もいるし、年齢もバラバラだったので難しいですけど、引退してからこういう機会をいただいてちょっとずつできるようになってきた。解説もだけど、サッカーを言葉で語るのは難しい。その状況になってみないと分からないことがいっぱいあるので」と、答えがひとつではない難しさに、「自分は教えることは向いていない」と思わず本音も。
⽔⾕さんは、「僕⾃⾝ここまで⻑い時間他の競技に触れたのが初めてだったので、疲れました。本当に疲れました」と、ヘトヘトな様子だった。
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