アメリカンフットボールの全日本選抜チームと米国北東部に拠点を8大学が所属するアイビーリーグ選抜チームとが対戦する「ドリームジャパンボウル2024 presented by ヒト・コミュニケーションズ」が、1月21日13時（米国時間＝1月20日23時）に国立競技場でキックオフされる。
写真は、アイビーリーグ選抜チームの左からニック・ハワード選手（#12・QB）、ジェイムス・ペニー（James Perry）ヘッドコーチ、アレックス・ワシントン選手（#0・DB）。なお、ニック・ハワード選手とアレックス・ワシントン選手は、ともにキャプテンを務める
全日本選抜チームは、日本社会人アメリカンフットボール協会が運営する「Xリーグ」を中心に54選手、学生からも6選手が加わり合わせて60選手。公募で募った選手から選ばれた第1次候補79選手の中から、1月6日～8日行われた3日間の合同練習を経て選抜された精鋭が、昨年のリベンジに挑む。
チームを率いるのは、富士通フロンティアーズの山本洋ヘッドコーチ。1月3日に行われた「アメリカンフットボール日本選手権プルデンシャル生命杯 第77回ライスボウル」で大会3連覇を達成。これまでチームを4度の日本一に導いている。
米国のアイビーリーグ選抜チームは、アイビーリーグに所属するブラウン大学、コロンビア大学、コーネル大学、ダートマス大学、ハーバード大学、ペンシルベニア大学、プリンストン大学、イェール大学で編成され、「フットボールチャンピオンシップサブディビジョン（FCS）に所属する。FCSは、強豪校がそろう「フットボールサブディビジョン（FBS）」次ぐカレッジフットボールリーグと言われている。
アイビーリーグ選抜を率いるのは、ジェイムス・ペニー（James Perry）ヘッドコーチ。2018年12月にブラウン大学の20代ヘッドコーチに就任。オフェンスの再構築に着手し1年目で1試合平均454.4ヤードを獲得するチームに作り上げている。
ジェイムス・ペニーヘッドコーチは「私たちにとってすばらしいチームを相手に戦うことなると感じている。映像で日本がすばらしいアメリカンフットボールを展開し、非常に高いレベルで戦っていることを見てきている。そのすばらしいチームとの戦いができることを光栄に思っている」と話す。
アレックス・ワシントン選手（#0・DB）は、「日本チームがとてもタレントが豊富でしっかりと準備ができているチームだと感じている。本当に激しい試合になるのではと予想。私たちもタレント揃いですのでエキサイティングな試合になる。二つのカルチャーがぶつかり合うと予想している」
ニックハワード選手（#12・QB）も「すごい試合になるのではないかと思っている。信じられないようなタレントがそろっており、選手の力を存分にご覧頂けるのではないかと思う」
山本洋ヘッドコーチは「去年は、20－24という結果でした。今回は、ペリーヘッドコーチ、コーチングスタッフ、アイビーリーグを代表する選手と戦えるのでとても楽しみだし光栄に思っている。日本選抜チームは勝てるようにしっかりと準備をしていきたい」
季卓選手（#29・RB）「なかなか国際試合がない中で、選抜チームを組んでアメリカから来るチームと試合ができるというのは、とても楽しみ。国立競技場というスタジアムでできるということもすばらしい経験だと思う。勝利追求しつつ試合そのものを楽しみたい」
と意欲を見せる。
ゲームはNCAA（National Collegiate Athletic Association＝全米大学体育協会）ルールで、1Q＝15分の4クオーター制。第4クオーター終了時点で同点の場合は引き分けとなる。
1月16日に行われた記者会見の様子。左から主将の季卓選手（オービックシーガルズ）、日本選抜チームから山本洋ヘッドコーチ（富士通フロンティアーズ）、日本社会人アメリカンフットボール協会の渡辺滋之理事長。アイビーリーグ選抜チームのジェイムス・ペニー（James Perry）ヘッドコーチ、ともにキャプテンを務めるアレックス・ワシントン（Alex Washington）選手とニック・ハワード（Nick Howard）選手が登壇した。
「エキサイティングなゲームをお見せしたい」と両チーム。左から日本選抜チームの季卓選手（#29・RB）、山本洋ヘッドコーチ、アイビーリーグ選抜チームのジェイムス・ペニーヘッドコーチ、ニックハワード選手（#12・QB）、アレックス・ワシントン選手（#0・DB）。
左から「国際試合がない中で、選抜チームを組んでアメリカから来るチームと試合ができるというのは、とても楽しみ」と話した季卓選手（#29・RB）、日本選抜チームから山本洋ヘッドコーチ（富士通フロンティアーズ）、日本社会人アメリカンフットボール協会の渡辺滋之理事長。
