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宝塚市役所へ火炎瓶で放火の男性現行犯逮捕「腹が立ってやった」

 兵庫県宝塚市東洋町の宝塚市役所へ、ガソリンのような液体が入った火炎瓶を投げ込んだとして宝塚市に住む無職・高橋昭治容疑者(63)を現住建造物等放火容疑で現行犯逮捕した。

 高橋容疑者は12日午前9時ごろ市役所1階の市税収納課を訪れといい、税金の滞納を指摘され、応対した市職員に激高。同課付近で、持参した火炎瓶1本を火を付けずに投げ、その後、火を付けた別の火炎瓶を投げつけたという。

 13日付の日刊スポーツ、東京中日スポーツ、デイリースポーツ、サンケイスポーツ各紙が報じており、市によると、高橋容疑者は当時、応対した市職員に対し「俺の人生めちゃくちゃや。おまえたちが差し押さえるからこういうことになったんや。俺の答えはこれや」と叫び、2本の火炎瓶をカウンター越しに投げ、ポリタンクに入ったガソリンをまき散らしたという。

 高橋容疑者は現場から逃走後、敷地内でお茶を飲んでいるところを市職員に発見され、身柄を取り押さえられたという。捜査関係者などによると、高橋容疑者はマンションの固定資産税を滞納し、昨年末に銀行口座には200万円入っていた預金などを差し押さえられていた。「固定資産税の督促状が届いたため、文句を言いに来た」「腹が立ってやった」と供述しているという。

 なお、宝塚市消防本部によると、25~50歳の男女5人が負傷し病院に搬送されたという。来庁していた45歳と50歳の女性2人と市職員3人で、軽症という。

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