
元男子バレーボール日本代表でタレントの川合俊一(49)、元サッカー日本代表でスポーツキャスターの前園真聖(38)、お笑いコンビ『南海キャンディーズ』の“しずちゃん”こと山崎静代(33)が19日、東京・ニコニコ動画本社ビルで行われた公式チャンネル「スポーツのチカラ チャンネル開局記念 第1回スポチカクロストーク」の公開生中継に出演した。
ロンドンオリンピック開幕まで約1週間(7月27日~8月12日)と迫り、テレビ・雑誌などはオリンピック盛り上げ企画が目白押し。また、「寝不足だよ~」のあいさつが交わされる2週間がやってくる。
メダル獲得が期待できる競技種目としては、【競泳】、【体操】、【サッカー女子】【レスリング】【柔道】【射撃】などが挙げられている。
1984年のロサンゼルス、1988年のソウルオリンピックで、男子バレーボール日本代表のエースとして活躍した川合は、「メダル期待できる選手の種目が多いので、最初から最後まで期待を持って見ていただける。トランポリンの伊藤正樹(23・金沢学院大クラブ)選手は取る可能性高い(昨年の世界選手権3位)。大学の後輩で体操の内村航平(23・コナミ)、柔道、レスリング」など、見どころ満載の大会と指摘。
また、女子体操の田中理恵選手(25・日体大研究員)について、「演技を集中してみたい。メダルとか関係ない感じで、キレイなものを見せてもらいたい」と、かなり私情が入ったコメントで笑わせた。

1996年のアトランタオリンピックにメキシコシティ大会(1968年)以来、7大会(28年)ぶりに、男子サッカー日本代表として出場。当時の世界ランキング1位だったブラジルを「ランクあったのかなぁ」(前園)という日本が、1対0で破り“マイアミの軌跡”と呼ばれ、世界中を熱狂させた前園は、「意外な種目からメダル候補が出てくるので注目してほしい」と、これまであまりスポットが当たらなかった種目の競技選手の活躍もあるのがオリンピックだという。
そんな中、金メダルの期待がかかるサッカーの“なでしこJAPAN”について、「メダル獲れる」と断言し、「何色かです。女子W杯では研究されてなかったけど、今度は世界中から分析されている中で、しっかり(メダルが)獲れれば本物かな」と、期待を口にした。
一方、男子サッカーについては、「初戦が世界ランク1位のスペインなんで勝てば、決勝トーナメント行ける可能性が高くなる。勝てないこともないし、期待したい。(決勝トーナメントの相手次第では)上位進出の可能性も…」と、“マイアミの奇跡”よもう一度と願望を込めた。
ロンドンオリンピックにボクシング日本代表としての出場を目指し、あと一歩のところで惜しくも代表の座を逃したしずちゃんは、「ボクシング男子の4選手はメダルに近いので注目されています。その他の種目では、レスリングの浜口京子ちゃん(34・ジャパンビバレッジ)。友だちなので頑張ってほしい」と、個人的にエールを送った。

1960年代から70年代にかけて、女子は“東洋の魔女”と呼ばれ、日ソ2強時代を築き、メダル常連で、男子も1972年ミュンヘンオリンピックで“ミュンヘンの奇跡”を起こすなど、日本国中に元気と勇気を与えるなど、今のサッカーのような盛り上がりを見せていたが、今や、女子も出場するのがやっと。男子は出場権を逃した状況で、長らく低迷期が続いている。
日本バレーボール協会強化事業副本部長で、バレーボール解説者の立場として、「男子も女子も実力は伯仲していて紙一重なんです」と、結果程実力の差はないとしたうえで、「今は、私がやっていたころよりも日本選手の身長が小さくなった。世界は、デカイ国と上手い国に分かれるんだけど、今は、デカイ国が有利なルールもあり、上手い国が勝ちづらくなった。世界ランクは背のデカイ順なんです」と分析し、「バレーも階級制になったらいい。180センチ以下級なら、日本はダントツ」と、ユニークな意見を述べた。
「スポーツのチカラProject」とは、ロンドンオリンピック・パラリンピック大会の開催を契機に、スポーツが持つ、夢、希望、目標を産み出す力で日本を元気にする。さまざまな方にスポーツを考える機会、スポーツを感じる機会、スポーツを楽しむ機会を提供する。






