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【ソチ五輪】フィギュア団体アイスダンスのリード組「プレッシャーあった」!日本 位で浅田真央に予選突破賭ける

 フィギュアスケート アイスダンス日本代表のキャシー・リード(26=木下クラブ)とクリス・リード(24=木下クラブ)の組が8日(日本時間9日)に行われた「フィギュアスケート 団体戦・SD」(アイスバーグ・スケーティング・パレス)に出場した。

 リード組は、父親がアメリカ人、母親が日本人の姉弟ペア。これまで、団体戦や国別対抗戦で自己ベストを出してきた大舞台での強さと姉弟ならではの息のあったダンスで、ひとつでも順位を上げて、最後の女子シングルSPに出演する浅田真央にタスキをつなげて欲しいところ。

 日本は、男子シングルSPで圧巻の演技をした羽生結弦選手(19=ANA)がトップで10ポイントを獲得。続くペアで、結成1年目の高橋成美選手(22=木下クラブ)と木原龍一選手(21=木下クラブ)組が大健闘の8位に入り3ポイントを獲得。合計13ポイントで4位につけている。

 ソチ五輪から新しく採用されたフィギュアスケートの団体戦。昨年12月のGPファイナル終了時点の国別ランキングに基づき、カナダ、ロシア、アメリカ、日本、イタリア、フランス、中国、ドイツ、ウクライナ、イギリスの上位10ヶ国が出場する。

 男子シングル(SP・FS)、女子シングル(SP・FS)、ペア(SP・FS)、アイスダンス(SD・FD)の4種目がそれぞれの成績に応じて獲得するポイント(1位10点、2位9点、3位8点、4位7点、5位6点、6位5点、7位4点、8位3点、9位2点、10位1点)の合計で争われる。しかし、SPの上位5ヶ国しかフリーに進むことができないため、ショートプログラムが重要なカギを握る。

 リード組は、3パターンのツイズルから入る。大きなミスもなく、きれいに決める。リンクを一周するパターンダンスでは、音楽に合わせて軽快なステップもサルことながら、氷上も豊か。会場からも拍手が起きる。テンポを変えたステップやコミカルなステップ披露しつつ、最後にローテーショナルリフトも力強く決まった。得点は52.00点で8位。

 満足げな表情を見せる姉弟。キャプテンの鈴木明子選手と羽生結弦選手も応援席から笑顔で拍手をおくった。

 演技を終えたリード組。姉のキャシー選手は、「いい気持ちです。日本のチームメイトは『おめでとう』『お疲れ様』と、声をかけてくれて、とてもうれしいです」と、片言の日本語で答える。

 弟のクリス選手も、「今日はよく滑れました。少し疲れたです。でも、キャシーが(興奮して)飛び跳ねてよろこんでいるのを見てハッピーです」と、こちらも片言の日本語で答えた。

 最後に初めての団体戦の感想をキャシー選手は、「日本の方が応援してくれました。うれしいです。すごいプレッシャーがありました」と、興奮冷めやらずと言った感じで語った。

 【3種目終えての順位】
 1位 ロシア 27(男子シングル 9:ペア 10:アイスダンス 8)
 2位 カナダ 26(男子シングル 8:ペア 9:アイスダンス 9)
 3位 アメリカ 20(男子シングル 4:ペア 6:アイスダンス 10)
 4位 フランス 17(男子シングル 6:ペア 4:アイスダンス 7)
 5位 中国 16(男子シングル 7:ペア 8:アイスダンス 1)
 6位 日本 16(男子シングル 10:ペア 3:アイスダンス 3)
 7位 ドイツ 15(男子シングル 5:ペア 5:アイスダンス 5)
 8位 イタリア 14(男子シングル 1:ペア 7:アイスダンス 6)
 9位 ウクライナ 7(男子シングル 3:ペア 2:アイスダンス 2)
 10位 イギリス 7(男子シングル 2:ペア 1:アイスダンス 4)

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