侍ジャパン・井端弘和監督、川崎市の母校で講演!「夢を叶える人に共通する条件」とは…?

侍ジャパン・井端弘和監督、川崎市の母校で講演!「夢を叶える人に共通する条件」とは…?

侍ジャパン・井端弘和監督、川崎市の母校で講演!「夢を叶える人に共通する条件」とは…?

 男子野球日本代表「侍ジャパン」の井端弘和監督が1月20日母校の川崎市立川中島小学校 (川崎区川中島/堀江広志校長)を訪問し、6年生の児童97人を前に「侍ジャパンの監督として~後輩へ贈る言葉~」と題した講演とキャッチボールなどで“後輩たち”と交流した。

 (取材・撮影:伊藤直樹©ニュースラウンジ)

 キッカケは、生徒からの手紙だった。川崎市立川中島小学校では、一昨年から令和6(2024)年度の川崎市市制100周年を盛り上げるための活動を行ってきた。自分たちの先輩である井端弘和さんにもその活動を知ってほしいという願いを伝える手紙を昨年6月頃に送ったところ、昨年12月の川崎市民祭りでメッセージビデオが届けられたのに続いて、今回の来校が実現。この度6年生に向けて、「総合的な学習の時間」の学習の一つとして、井端弘和さんにキャリア講演をすることとなった。

 井端監督は、1997年に中日ドラゴンズ入団。2014年に読売ジャイアンツに移り2015年に選手を引退。その後も読売ジャイアンツコーチ、東京オリンピック侍ジャパンのコーチや解説者として活躍。2024年、U-15監督を経て、同年10月より侍ジャパンの監督に就任。28年にわたってプロ野球界に携わっているが、夢を叶える人に共通する条件があるという。

 まず、「将来に向けて大きな目標を持つ」こと。そして、その目標を達成するために「1カ月後、1週間後に自分がどうなっているか、今日なにをするか」と身近な目標を設定するとよいとアドバイスを送った。うまくいったら(クリアできたら)その目標設定のハードルを上げていくことによって目標に近づいていく。逆にうまくいかなかったらどうしてうまくいかなかったのか反省することが大事と説いた。

 そのための準備・姿勢として「何も考えないで朝起きてやるより、前日に考えた方がその日のスタートや練習開始後のスムーズさが違う」と重要性を強調した。また、「野球選手になりたい」という目標が途中で変わるかもしれない。それも結構。目標に向かうやり方さえ間違っていなければいいとも述べた。

侍ジャパン・井端弘和監督、川崎市の母校で講演!「夢を叶える人に共通する条件」とは…?

 次に大事なことは、「人に流されない」こと。練習しようと思っていたのに、遊びに誘われた時、誘惑に負けそうになったり、嫌われたくないなどの理由で遊びに行きたくなることは何度もある。友達に何と言われようと昨日決めたことはやる。その代わり、別な日で遊ぶときは遊ぶ。ON OFFの切り替えが大事と説く。また、「人の話は聞いた方がいい。大人、両親、先生が言うことは間違っていない。反発しても遠回りするだけ。聞いた方が近道」と話した。

 今回、井端監督が来校するきっかけとなった手紙を書いた男子児童(12)は、井端先輩の講演を聞いて、「目標のプロ野球選手になるために、毎日やると決めたことをやっていきたい」と強い決意で語った。

 講演後には、児童たちと大谷翔平選手から全国の小学校に送られたグローブでキャッチボールをしたり、井端監督が素振りを披露した。ビュンという風を切る音に児童から歓声があがり、「バットスイングの音がすごい」と感嘆の声も。

 イベント終了後、井端監督は「(児童の)目が輝いていて吸収しようという姿勢に元気をもらいました。いい時間を過ごせました。子どもたちに感謝したい」と語った。母校への訪問は、現役時代、シーズンオフになると訪問していたそうだが、コロナ禍や監督就任などもあり、少し時間が空いたそうで、次回訪問は「機会があればぜひ。呼ばれ続けられる人でありたい」と語った。

侍ジャパン・井端弘和監督、川崎市の母校で講演!「夢を叶える人に共通する条件」とは…?

 

侍ジャパン・井端弘和監督、川崎市の母校で講演!「夢を叶える人に共通する条件」とは…?
6年生の児童97人が参加
侍ジャパン・井端弘和監督、川崎市の母校で講演!「夢を叶える人に共通する条件」とは…?
児童の質問に答える井端監督

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バットスィングを披露
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児童とキャッチボール

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大谷翔平選手から送られたグローブ

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