【インタビュー】藤井聡太竜王・名人が思わず笑ったシーンは?/最近ハマっていることは?

【インタビュー】藤井聡太竜王・名人が思わず笑ったシーンは?/最近ハマっていることは?

【インタビュー】藤井聡太竜王・名人が思わず笑ったシーンは?/最近ハマっていることは?

 将棋の羽生善治九段と、“八冠”藤井聡太竜王・名人がお正月恒例のテレビCM富士フイルム「お正月を写そう」シリーズに揃って登場し、貴重なツーショットを披露している。普段の対局とは違って柔和な顔で盤に向かう姿やお正月遊びに笑顔で興じるなど、「お正月ならでは」ショットがいっぱい。

 テレビCMは、俳優・広瀬すずと横浜流星の家へ遊びに来た羽生九段と藤井竜王・名人が、正月飾りやおせち料理に目もくれず、早々に将棋盤を見つけて対局を開始。広瀬と横浜が2人の様子に圧倒されながらも“手のひらサイズカメラ”「INSTAX Pal」を片手に、撮影を楽しむというストーリー。

 インタビューに羽生善治九段と、“八冠”藤井聡太竜王・名人、俳優・広瀬すずが出席した。
 ――今回のCMに出演されて印象的だったシーンなどがあればお聞かせください。
 【羽生九段】:
 広瀬さんに間近でずっと写真を撮っていただいて、写真を撮られることには慣れているんですけど、この距離はあまりなかったので…。ありがたい経験になりました(笑)
 【藤井竜王・名人】:
 このCMの中でも将棋を指すシーンが本当にたくさん出てきて、その中で羽生九段が広瀬さんから「あとどれくらいかかりますか」と聞かれた時に、「あと30時間ほど」と答えられたところは思わず笑ってしまいました。

 ――「INSTAX Pal」を持ってお出かけするとしたら、どこでどのような写真を撮りたいですか?
 【羽生九段】:
 2023年のお正月は、年明けてすぐに初詣に行ったんですね。それで、夜中で人がいないと思っていたんですけど、すごい賑わいで。自分にとっては印象に残る光景だったので、2024年の初詣のときには是非これ(INSTAX Pal)を使って写真を撮りたいなと思っています。これだったら自然な感じで、気楽にいろんな場所に持っていけるかな、と思っています。
 【藤井竜王・名人】:
 家族から「タイトル戦の時の食事の写真を撮ってきてほしい」とよく言われているので、これ(INSTAX Pal)で撮れたらなというふうに思います。タイトル戦だと本当に美味しいお食事を出していただくことが多いので、「その写真を」と結構前から家族に言われていて(笑) この機会に持って行きたいと思います。

 ――羽生九段の印象や共演された感想をお聞かせください。
 【広瀬すず】:
 羽生さんは頭をかいているところの撮影をすごくナチュラルにされていたのですが、監督から「皆さんのイメージがあるみたいで、もっと大きく髪をグシャグシャに!」と指示されていて。きっと意識して頭をかくことってなかなかないと思うんですけど、それを「こっちですか?」って真摯に向き合われている姿が印象的でした。
 藤井さんと二人でいらっしゃっても空気感がすごく似ていたので、私の笑い声がその時もまた恥ずかしくなってしまいました。いつもの富士フイルムさんの撮影で流星くんといる時の空気とはまた違って、みなさんたくさん喋りたいし、お2人に聞きたいこともいっぱいあると思うのですが、緊張して喋れてない、みたいな(笑)その様子を目の前で見られて貴重だなと思いながら。まっすぐにお芝居に向き合われている姿が印象的でした。

 ――広瀬さんのお話を聞いていかがですか?また、共演された感想をお聞かせください。
 【羽生九段】:
 もちろん頭をかくことはあるんですけど、あそこまでゴシゴシかくことはないので(笑)でも、悩んでいる感じが皆様に伝わればいいのかな、という気持ちでやっていました。
 また、広瀬さんとは今日初めてお会いしたのですけど、非常に存在感のある方だな、というふうにも思いましたし、これだけ「将棋、将棋」と叫んでいただいて、ありがたいなという風にも思ったということと、撮影していて実際にカルタをやったら上手そうだな、って思いました。

 ――広瀬さんや羽生九段と共演された感想をお聞かせください。
 【藤井竜王・名人】:
 まず、羽生九段は将棋界では本当にレジェンドですけれど、この撮影の現場では本当に和やかに楽しそうにされていて、対局の時とは違った一面が感じられたような気がしています。広瀬さんとは今日初めてお会いしたんですけど、本当にこの撮影をリードしていただいて。やっぱり間近で演技をみていると、すごくお上手だなと思って感動しました。

 ――CMでは羽生九段と藤井竜王・名人が将棋に没頭するシーンが印象的でしたが、最近ついつい没頭してしまった出来事や趣味はありますか?
 【羽生九段】:
 アニメにハマっています。リアルタイムでは見られないことがほとんどなので、録画して順次消化していくことに没頭しています。またリアルな話になってしまうんですけど、将棋連盟の運営に携わることになったので、結構そちらの方に忙殺されていることも多いです。対局をしながら、運営の方もやることになっているので、その2つを両方やっていくということで、実際はかなり時間を取られています。
 【藤井竜王・名人】:
 この1年程は電車のシュミレーターゲームにハマっていまして。ついついやりすぎてしまうので、(ゲームを)やる前に、あらかじめ時間を区切ってやってはいるんですけど、やっぱりそれでもつい超過してしまう…というぐらいはまっています。だいたい1回30分とか決めてやるんですけど、時計を見るといつの間にか1時間経っているということがよくあって。やりすぎには注意しなければいけないなと思っています。

 ――2023年を振り返って、最も印象的だった出来事は何でしたか?
 【藤井竜王・名人】:
 これも鉄道関連にはなるんですけど、三陸鉄道で気動車の運転体験をさせていただいたことがあって。実際の車両を自分の手で動かせるっていうのは本当に貴重な経験で、感動しました。

 ――2023年の活躍も著しい藤井竜王・名人ですが、2024年の抱負をお聞かせください。
 【藤井竜王・名人】:
 まずは面白い将棋が指せるように、引き続き取り組んでいきたいと思っています。それに加えて、最近はなかなか朝起きる時間が遅くなってしまっているので、早起きを心がけたいと思っています。

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