元サッカー選手の中田英寿（37）が2日、都内のブラジル大使館で行われた『nakata.net Cafe 2014@サンパウロ』レセプションに登場した。
中田がこれまでW杯のたびに日本各地で開催してきた『nakata.net Cafe』がブラジルW杯に合わせ現地のサンパウロでオープンする。同カフェではブラジルを訪れたサポーターをホスピタリティセンターとしてもてなすほか、日本各地から集められた日本酒や日本食の魅力を世界に発信する。住所はAv. Brigadeiro Faria Lima, 2.996-Jd. Paulistano。また、ブラジル大使館前でもW杯開催に合わせてパビリオンが設営される。
スーツ姿で爽やかに登場した中田は「ワールドカップではぜひブラジルが優勝することを望んでいますし、日本が非常にいいところまで行くことを望んでいます」と笑顔でスピーチ。“旅人”として日本全国をまわってきた経験から「僕の活動自体が日本の文化、食、工芸品を世界に発信していくとことがメイン。今のこの段階であればブラジルでやるのがいいのではと思いました」と話した。現地への出店に際しては旅の途中で知り合った関係者が賛同してくれたということで「今回来てくれた方はお会いした方ばかり。現時点でのオールジャパンで行けるのでは」と自信をみせた。
“中田流おもてなし”を聞かれると「自分の家のようにふるまってもらうことであるし、サンパウロに住む日系人の方、世界中からW杯を見に来た人にできるかぎり日本のファンになって欲しい。そして日本代表も応援してくれたら」と語った。
しかし、話題がサッカーのことになるとクールなコメント。「どうやれば試合に勝てるとか、僕自身が議論してもしょうがない。もちろん世界で一番大きな大会であるし、大事な大会。結果を出すことは大事だと思うけど、それ以上に次につながっていくような日本のサッカー、“形”というものができればいいと思う」とコメント。報道陣から「日本代表に一言」と求められると「（コメントは）ないです」と明確なスタンスで答えた。
記者から注目の選手について聞かれると「注目の選手というものは大体同じになっちゃうので」と答えつつ「それよりも毎回新しい選手が出てくるのがW杯。今回もサプライズでどんな選手が出てくるか期待。個々の選手というよりも、感動できるようなサッカーを見せてくれたら」と話した。
