NO IMAGE

【ロンドン五輪】ボクシング男子ミドル級!村田諒太、東京五輪以来48年ぶり金メダル

 ロンドンオリンピック第16日目の11日、ボクシングは男子ミドル級決勝が行われ、村田諒太(=東洋大職、26)が、エスキバ・ファルカン(ブラジル)を14‐13の1ポイント差の判定で破り、48年ぶりとなる1964年東京オリンピックのバンタム級・桜井孝雄さん(故人)以来、史上2人目の金メダルを獲得した。

 決勝 村田諒太 14(判定)13 エスキバ・ファルカン(ブラジル)

 第1ラウンド、村田は得意のボディブローから左右のフック、ストレート、アッパーというコンビネーション攻撃をヒットさせていく。相手は、村田の顔面へのパンチを細かく連打するが、村田はガッチリガード。ポイントは5‐3と先制する。

 第2ラウンド、1ラウンド目は足を止めて打ち合った相手だったが、このラウンドは足を使い、適度な距離を保ち、有効打を狙うヒット・アンド・アウェー戦法に変更。村田は果敢に前に出るが、その出ばなにパンチをもらう。村田は、1ラウンド同様にボディブローから、ショートパンチ、右フックのコンビネーションを変えないで攻めていく。

 1分半を経過したあたりから、村田のボディを嫌がった相手は、「ホールディング」して、村田の攻撃を防ぎ、離れ際にパンチをヒットさせる。終盤は激しい打ち合いになったが、相手の作戦勝ちで、4‐5ポイントを取られる。合計、9‐8で村田がリード。

 第3ラウンド、村田の足が止まり出し、相手のヒット・アンド・アウェーで、パンチをもらう。その一方で、「ホールディング」の繰り返しにより反則で減点2を受ける。中盤、動きの止まった村田は、相手の連打を受ける。しかし、終盤には、村田も最後の力を振り絞り、打ち返していく。終了間際、村田は接近戦から右ストレートを相手の顔面にクリーンヒット。

 ゴングと同時に村田は両手を挙げ、セコンドとハイタッチをして勝利を確信する。最終ラウンドは5‐5。合計、14‐13で、からくも逃げ切って、金メダルに輝いた。

 村田選手のコメント
 昨日、今日とハラハラさせるような試合で心配させてしまったかなぁと思います。応援してくれている、みなさんのおかげて僕はありますので、本当にありがとうございます。

広告