「フィギュアスケート女子」日本代表の浅田真央選手（23=中京大）が、20日（日本時間21日）に行われた「フィギュアスケート 女子ショートプログラム」に登場。トリプルアクセルを始め、6種類8回のトリプルジャンプを全て成功させ、13年NHK杯のフリーで出した自己ベスト136.33 点を6点以上更新する142.71を叩きだした。ショートとの合計が198.22となった。
「これが浅田真央のスケート」というものを魅せた浅田選手は、「できると思ってやって、これが自分がやろうと思ってた構成なのでよかったです。今日の朝の練習もそこまでよくなかったので、自分のことに集中して、自分がやりたい演技をしようと思いました」と、フリーに望む前の心情を語った。
昨日のショートプログラムからの気持ちの切り替えについては、「いろいろあったんですけど」と、苦笑いしつつ、「ひとつひとつ今までもクリアにしていったので、ジャンプひとつひとつをクリアに跳ぼうと思いました」と、喜んだ。
6種類の3回転ジャンプを全て成功させたことについては、「4年間挑戦したことできました。昨日の演技はとても残念で、とても悔しくて、取り返しのできないことをしてしまったなとの思いがあります。でも、（今日のフリーの演技で）4年間やってきたこと、たくさんの方に支えてもらった恩返しができました」と、満足そうに語った。
また、「こういうオリンピックという大きな舞台で日本代表としてメダルという形では持って帰ることはできなかったと思うんですけど、目指す演技が今日出来て、結果としてはよくなかったと思うんですけど、私なりの恩返しできたかなと思います」と、メダルに対しての残念な思いを語りつつ、自分で納得する演技はできたようだ。
