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【ソチ五輪】浅田真央、茫然自失の16位!3回転半転倒&コンビネーションジャンプも飛べず

 「フィギュアスケート女子」日本代表の浅田真央選手(23=中京大)が、19日(日本時間20日)に行われた「フィギュアスケート 女子ショートプログラム」に登場し、信じられないミスを連発。ショートプログラムを大失敗し、16位と沈んだ。

 まさかまさかの出来事だった。その瞬間、何が起きたのか、どうしてそうなったのか、真央ちゃん本人もそうだが、真央ちゃんの演技を観ていた人全員が、わからない状況になったに違いない。まさに、日本国中が茫然自失で凍りついた。

 前回のバンクーバー大会で悔しい銀メダルだった浅田真央選手。団体戦ではエースとして女子シングルのショートプログラムに出場したが、「4年前のオリンピックを思い出して、予想以上の緊張感があった」と、トリプルアクセルを失敗。64.07と3位に終わった。

 その後、再調整をして、ふたたびソチ入り。練習では浅田選手しか飛べないトリプルアクセルを何度も決め、トリプル+トリプルのコンビネーションジャンプも楽々と決めていた。

 前のロシアのアデリナ・ソトニコワ選手がノーミスで2位に飛び込む好演技で会場が沸く中、薄いパープルの衣装で登場した浅田選手。曲は『ノクターン』。冒頭のトリプルアクセルは着氷したかに見えたが転倒。回転不足も取られる。続く、単発のトリプルフリップはきれいに決める。

 ステップやスピン、磨きをかけてきた表現力で観客を魅了していく。持ち直したかに見えたが、後半のトリプルループ+ダブルループは1つ目がダブルループとなり連続ジャンプにできない。ここで、コンビネーションジャンプというショートプログラムで絶対に入れなければならない要素が1つ落ちる。

 それでも、最後はスピンからビールマンスピンでフィニッシュ。演技終了後、下を向き、小首を傾げて冴えない表情。自分でもどうしたのかわからないといった表情で、心ここにあらず。

 トリプルアクセルの回転不足と転倒。さらに、コンビネーションジャンプを入れられなかったとなれば、点数も上がるはずもない。得点は、55.51点(技術点22.63点、演技構成点33.88点、減点1点)で、点数が表示されると、会場もどよめきと落胆の声が交差する。

 演技を終えた浅田選手は、「自分でも終わってみて、まだ何も・・・わからない・・・です。明日は自分のフリーの演技ができるようにしたいと思います」と、自分でも何が起こったのかわからず、呆然としたまま言葉少なに語った。

 インタビューする日本の報道陣もどう声をかけていいのか、何を質問していいのかわからないという状況だった。

 【ショートプログラムを終えての順位】
 1位 キム・ヨナ(韓国)74.92
 2位 アデリナ・ソトニコワ(ロシア)74.64
 3位 カロリーナ・コストナー(イタリア)74.12
 4位 グレイシー・ゴールド(アメリカ)68.63
 5位 ユリア・リプニツカヤ(ロシア)65.23
 8位 鈴木明子(日本)60.97
 15位 村上佳菜子(日本)55.60
 16位 浅田真央(日本)55.51

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