2020年東京オリンピック・パラリンピック組織委員会会長の森喜朗元首相(76)は20日、福岡市での講演で、「フィギュアスケート 女子ショートプログラム」に出場し、信じられないミスで16位と沈んだ浅田真央選手(23=中京大)に言及する一幕があったと、TBSニュースが報じた。
浅田選手は、19日(日本時間20日)に行われたソチオリンピックの「フィギュアスケート女子・ショートプログラム」に登場し、トリプルアクセル(3回転半)の転倒に加え、後半のトリプルループ+ダブルループのコンビネーションジャンプで、最初のトリプルループがダブルループとなり、2つめのジャンプが跳べず、結果的に、ショートプログラムの絶対に入れなければならない要素であるコンビネーションジャンプを入れることができず、大きく点数を落とす55.51点で16位沈んだ。
このことについて、森会長は、「あの子、大事なときには必ず転ぶんですよね。団体戦、負けるとわかっている団体戦に何も浅田さんを出して、恥かかせることなかったと思うんですよね」と、発言。
その上で、日本時間の今月9日未明に行われた団体戦に出場して、ジャンプで転倒したことがショートプログラムに響いたと分析した。協会は、トリプルアクセルが成功すれば、団体戦で3位になれると浅田選手を出場させたが、「見事にひっくり返った」と述べた。
TBSの夕方のニュースで、こう報じられた。
2020年東京オリンピック・パラリンピック組織委員会会長という立場での発言は、あまりにも無神経と言わざるをえない。