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【ソチ五輪】鈴木明子、連続3回転ミス!涙を浮かべ「最後まで気持ちを込めて滑ることができました」

 今季限りでの引退を表明している集大成のオリンピックに挑む「フィギュアスケート女子」日本代表の鈴木明子選手(28=邦和スポーツランド)が、19日(日本時間20日)に行われた「フィギュアスケート 女子ショートプログラム」に登場した。

 今大会からの新種目「フィギュアスケート団体戦」でキャプテンを務め、フリープログラムにも出場した鈴木選手。その時は、調整不足と緊張感、オリンピックの独特の雰囲気などから、満足な滑りができなかった。

 オレンジ系の赤い衣装で登場した鈴木選手は、曲は『愛の讃歌』。冒頭のトリプルトゥーループ+トリプルトゥーループが単発のトリプルトゥーループに。しかも、2回転という回転不足という大きなミス。

 次のジャンプをコンビネーションにしないといけないというところで、トリプルルッツ+ダブルトゥーループをねじ込み、これを成功させる。一つ一つのスピンからビールマンスピンもきれいに決める。ダブルアクセル、ステップシークエンスは笑顔で表情豊かに滑り、最後のスピンでフィニッシュ。

 得点は、60.97点(技術点28.71点、演技構成点32.26点)の8位。

 試合を終えた鈴木選手は、「ジャンプのミスはすごく悔しいんですけど、この曲思い入れがあって、滑る前にこの音楽を弾いて下さったフルサワさんに感謝しながら、音楽を自分で奏でるように滑ろうと思ったので、すごく最後まで気持ちを込めて滑ることができました。できとしては良くなかったかもしれないですけど、今できる精一杯はやりました」と、涙ながらに語った。

 明日に向けて、「最後、終わった時にこれまでやってきてよかったと心から思えるように、滑りたいと思います」と、語った。

 【ショートプログラムを終えての順位】
 1位 キム・ヨナ(韓国)74.92
 2位 アデリナ・ソトニコワ(ロシア)74.64
 3位 カロリーナ・コストナー(イタリア)74.12
 4位 グレイシー・ゴールド(アメリカ)68.63
 5位 ユリア・リプニツカヤ(ロシア)65.23
 8位 鈴木明子(日本)60.97
 15位 村上佳菜子(日本)55.60
 16位 浅田真央(日本)55.51

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