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【ソチ五輪】村上佳菜子、ジャンプでミス!「悔しいです。明日は最高の演技を」

 「フィギュアスケート女子」日本代表の村上佳菜子選手(19=中京大)が、19日(日本時間20日)に行われた「フィギュアスケート 女子ショートプログラム」に登場した。

 オリンピック初出場の村上選手は、前日の会見で、「ソチ(オリンピック)に置いていかれずに(同じ愛知県出身の浅田選手、鈴木選手と)一緒の舞台に来られてうれしいです。今もすごく楽しい」と、笑顔で心境を語っていた。

 今シーズン前半は不調で全日本選手権の前にショートプログラムを2シーズン前のものに変更。ショートとフリーでほぼ完璧な演技をし、総合2位でソチオリンピック出場権を獲得。四大陸選手権ではフリースケーティングの自己ベストを更新し初優勝するなど上り調子。

 グレイとパープルの衣装で登場した村上選手。曲は『ヴァイオリンミューズ』。冒頭のトリプルトゥーループ+トリプルトゥーループをきれいに決める。続くスピンやステップも堂々としながらも、しなやかに伸び伸びと滑っていく。

 ところが次のトリプルフリップがシングルフリップになるミス。続くダブルアクセルは気持ちを切り替えて決める。ステップからスピンを入れて、最後はビールマンスピンでフィニッシュ。

 演技終了後は、やや下を向いて悔しそうだったが、すぐに会場の声援に“佳菜子スマイル”で答えた。

 得点は55.60点(技術点26.72点、演技構成点28.88点)と、トリプルフリップがシングルになったのと、スピンのレベルも足りなかったことなどから、自己ベストには10点以上も低い得点となった。

 --いい表情で、気持ちが伝わってくる演技でしたが。
 「ありがとうございます。ジャンプをひとつ失敗してしまったところがすごく悔しいです。だけど、ショートは練習でもほとんどミスがなかったので、よけい悔しいなと思います。明日のフリーは最高の演技をしたいと思います」と、前を向いた。

 【ショートプログラムを終えての順位】
 1位 キム・ヨナ(韓国)74.92
 2位 アデリナ・ソトニコワ(ロシア)74.64
 3位 カロリーナ・コストナー(イタリア)74.12
 4位 グレイシー・ゴールド(アメリカ)68.63
 5位 ユリア・リプニツカヤ(ロシア)65.23
 8位 鈴木明子(日本)60.97
 15位 村上佳菜子(日本)55.60
 16位 浅田真央(日本)55.51

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