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【ソチ五輪】フィギュア高橋大輔、4回転に果敢に挑戦もミスで4位!「自分ができる最高のパフォーマンスを」

 「フィギュアスケート男子」日本代表の高橋大輔選手(27=関大大学院)が、13日(日本時間:14日)に行われた「フィギュア男子ショートプログラム」(アイスベルク・パレス)に登場し、冒頭の4回転が回転不足の両足着氷となり、4位となった。

 曲は話題になった『ヴァイオリンのためのソナチネ』。昨年11月末に痛めた右足が万全とはいえない状態の中、最初の4回転トゥループは回転不足で、回りきれず両足着氷となる。しかし、次のトリプルアクセルをきれいに決めると、トリプルルッツ、トリプルトゥーループと、ジャンプの要素を次々に成功させていく。コンビネーションスピンや、高橋持ち前の「世界を魅了した」ステップワークや表現力では、らしさを存分に発揮。観客席からは日本の女性の黄色い声援や拍手が起こるなどの応援も後押しした。

 得点は、最初の4回転にミスが響き、86.40点(技術点41.75点、演技構成点44.65点)で4位となった。

 高橋選手は、「最初の(4回転)ジャンプはなかなか苦労していて、試合の本番で成功させることができなかった。あとの不安要素もあった中で、自分の滑りっていうのは、できなかったかもしれないですけど、精一杯はやれたかなと思います。(大変な中で、4回転も勇気いったと思うんですけど、)なかなか厳しい戦いですけど、まだ終わってないので、今日ひと段落という感じですかね。明日も精一杯やれることやって、今、自分ができる最高のパフォーマンスを目指して演るだけです」と、完全燃焼を約束した。

 高橋選手は、体調も万全でない中、大会直前の5日には、自身がSPで使用する曲『ヴァイオリンのためのソナチネ』が、発表されていた佐村河内守氏でなく“ゴーストライター”が作曲したものだと発覚。思わぬ騒動に巻き込まれる形となり、「このタイミングで、勘弁してよっていうのはあったが、作った人が誰であろうと、どういう形だろうとすばらしい曲ですから」と、笑った。

 1位 羽生結弦(日本)101.45
 2位 パトリック・チャン(カナダ)97.52
 3位 ハビエル・フェルナンデス(スペイン)86.98
 4位 高橋大輔(日本)86.40
 11位 町田樹(日本)83.48
 - エフゲニー・プルシェンコ rusロシア 棄権

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