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【ソチ五輪】アイスホッケー女子 スマイルジャパン第2戦 ロシアに1-2!幻ゴールも初得点で「ペコ」初披露

 世界ランク10位のアイスホッケー女子日本代表「スマイルジャパン」が11日、シャイバアリーナで同4位のロシアと1次リーグ2戦目に挑んだ。

 日本戦の前にノルウェーがドイツに勝って2連勝でリーグ戦突破を決めたため、負けたらリーグ戦突破がなくなるスマイルジャパン。地元ロシアとの対戦に挑んだ。

 第1ピリオド。積極的に前線からチェックをし、攻撃を仕掛けていくスマイルジャパン。地元ロシアは、大声援を受け、積極的にシュートを日本のゴールに何度も浴びせる。11分すぎ、ロシア選手が日本選手のDF、GKのまたを射抜くシュートを決め先制。1-0とするも、18分過ぎ、FW 足立友里恵選手(28=西武)がシュートを放ち、相手GKのリバウンドを高校生FW浮田留衣選手(17=ダイシン)が押し込む。相手選手に当たり、パックは相手GKの背中側へ。誰もが得点と思ったが、認められず。日本陣営のアピールも試合は続行。幻のゴールとなった。

 第1ピリオドのシュート数は、ロシア14本、日本8だったが、さらに第2ピリオドは、ロシアの猛攻につぐ、猛攻が日本ゴールを襲う。両チーム無得点で終了。第2ピリオドのシュート数は、ロシア21本に対して日本は4本と防戦一方となったが、粘り強い守備と、オリンピックから正GKに抜擢された藤本那菜選手(24=札幌)の度重なるスーパーセーブで無得点に抑える。

 第3ピリオド。開始30秒。センター付近からDF床亜矢可選手(19=西武)がパックを浮かせてロングシュート。相手GKの肩口を抜け、待望の初ゴールが日本に生まれ1-1の同点。氷上に輪ができ、「ペコリ」とお辞儀をするパフォーマンスの「ペコ」をオリンピックの舞台で初披露。スマイルの花が咲いた。

 勢いづいた日本は、試合のペースを握る。ロシアの攻め疲れもあったのか(?)第2ピリオドとは逆の展開で、日本のスピードについていけず、たまらずファウルを繰り返すロシア選手たち。立て続けに、パワープレイのチャンスをとる。ポストに当たったり、シュートフェイクを入れて、ゴール前につめていた2人にパス。しかし、パックが浮いていたため合わせられないなど、あと一本が決められない。

 チャンスを何度か逃し続けた日本。逆に11分過ぎ、なおも押せ押せで前掛かりになる日本だったが、攻撃にかかった一瞬の隙をつき、ロシアがGKと一対一になり、速攻で決められ2-1。

 その後も、攻め続ける日本だったが、ゴールは生まれない。日本は残り時間30秒ほどでタイムアウト。GKを上げる6人攻撃を仕掛けるが、得点は奪えず、タイムアップ。ロシアが2-1で勝利。

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