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【ソチ五輪】高橋成美&木原龍一組、大健闘「フィギュアスケート 団体戦・SP」!日本4位

フィギュアスケートペアの日本代表・高橋成美選手(22=木下クラブ)と木原龍一選手(21=木下クラブ)組が、6日に行われた「フィギュアスケート 団体戦・SP」(アイスバーグ・スケーティング・パレス)で、大健闘の8位に入り、日本は2種目合計13で4位につけた。

ペア結成から1年の新米ペア。高橋選手はペア歴9年で世界大会の経験も抱負。木原選手はシングルから転向1年目の。当初は、団体戦要員だったが、開幕1ヶ月前に、エストニアが出場枠を返上。補欠の1番手だった高橋&木下ペアが繰り上がって、個人種目でも出場権を獲得。まさに思いもかけない形で“夢舞台”へ。その“強運”を武器に、ののびのびした演技で、ひとつでも順位を上げたいところ。

ソチ五輪から新しく採用されたフィギュアスケートの団体戦。昨年12月のGPファイナル終了時点の国別ランキングに基づき、カナダ、ロシア、アメリカ、日本、イタリア、フランス、中国、ドイツ、ウクライナ、イギリスの上位10ヶ国が出場する。

男子シングル(SP・FS)、女子シングル(SP・FS)、ペア(SP・FS)、アイスダンス(SD・FD)の4種目がそれぞれの成績に応じて獲得するポイント(1位10点、2位9点、3位8点、4位7点、5位6点、6位5点、7位4点、8位3点、9位2点、10位1点)の合計で争われる。しかし、SPの上位5ヶ国しかフリーに進むことができないため、ショートプログラムが重要なカギを握る。

一番手で登場した高橋選手&木原選手ペア。冒頭のトリプルサルコウを高橋選手がなんとか着氷でこらえる。続く、ペアならではのダブルツイストリフト(女性が男性に持ち上げられて空中で2回転する)、ステップインラッソーリフト(女性が男性に両手で持ち上げられてから、片手になり、さらに、女性が片手でシューズのエッジを持つ)はきれいに持ち上がる。男性がずっと回転していて流れもスムーズで綺麗に見える。スロウトリプルサルコウは男性が着氷時に手をつくミスも、スパイラル、ステップシークエンスから回転の速いコンビネーションスピンを決める。点数は46.56で8位と検討した。

試合後、木原選手は、「現地入りした当初はあまり緊張していなかったんですけど、試合が近づくに連れてドンドン緊張してきて、練習でも硬くなって本番につれて調子が上がってきていた。最後、細かいミスが出たのが、もったいなかった」と、悔やんだ。

 高橋選手は、「今日はいつも練習している通りのパフォーマンスができた。細かいミスは練習でも出ることなので、許して。まだまだ点数はトップ選手に比べて足りないので、まだまだ練習していくことがあると思いました。1年経ってオリンピックの舞台で滑れることができているのは、目標としていることなので、その目標がひとつ終わって、ホッとしています」と、冷静に語る。

 木原選手は、「1年前の2月に結成した当初を思い出して、ここまでこれてよかったなと思っていました。フリーは滑れるかわからないですが、滑れたら自分たちの滑りをシッカリやっていきたい」と、ちょっと自信なげに語った。

 高橋選手は、「フリーは調子が上がってきているプログラムなので、滑れたらおもいっきり滑りたい」と、意欲を語った。

 8日には、女子シングルとアイスダンスのSPが行われる。

 【2種目終えての順位】
 1位 ロシア 19(男子シングル 9:ペア 10)
 2位 カナダ 17(男子シングル 8:ペア9)
 3位 中国 15(男子シングル 7:ペア 8)
 4位 日本 13(男子シングル 10:ペア 3)
 5位 ドイツ 10(男子シングル 5:ペア 5)
 6位 フランス 10(男子シングル 6:ペア 4)
 7位 アメリカ 10(男子シングル 4:ペア 6)
 8位 イタリア 8(男子シングル 1:ペア 7)
 9位 ウクライナ 5(男子シングル 3:ペア 2)
 10位 イギリス 3(男子シングル 2:ペア 1)

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