世界ランク10位のアイスホッケー女子日本代表「スマイルジャパン」が13日、シャイバアリーナで７位のドイツと１次リーグ3戦目に挑んだ。
ノルウェーに０－１、ロシアに１－２と接戦ながらも2連敗で、順位決定戦に回ることが決まった「スマイルジャパン」。同じ2連敗のドイツとの大戦で、なんとかオリンピックでの「アイスホッケー女子」初勝利を！と、挑んだ一戦。
DF鈴木世奈選手（22＝西武）が、インフルエンザのため欠場。DFを5人で回すこととなり、体力の面が心配されるが、オリンピックから3戦連続でマスクをかぶるGK藤本那菜選手（24=札幌）が2戦合計61本のシュートを打たれながら失点3と、セーブ率95.08％を誇る堅守を中心に、何とか1勝してほしいところ。
スマイルジャパンは、3分にFW獅子内美帆（21=トヨタシグナス）が至近距離からシュートを打つなど、前2線よりはパスも周り積極的にゴールを狙いに行く。しかし、13分過ぎ、インターセプトされるとセンターサークル付近からドイツ選手がロングシュート。ゴール前にいたドイツの選手がフリーとなっていた。GK藤本選手の前に立ち完全にブラインドになったため、シュートコースに反応できない。1-0でドイツが早々に先制する。
第2ピリオド。開始直後の48秒にドイツに追加点を奪われ2-0。さらに、第3ピリオドにもダメ押しゴールを決められ3-0とされる。
スマイルジャパンは、再三再四、ドイツゴールに攻め入り、遠目からサイドから至近距離からシュートを打つも、ドイツの守備を崩すことは出来ない。5度のパワープレイも生かせず、無得点のまま。第3ピリオド、ドイツの3-1となった残り1分となったところで、GKを下げて6人攻撃を仕掛ける。しかし、ドイツにパックを奪われると、無人のゴールに決められて0-4となり、万事休す。
日本は予選リーグ3連敗で、16日（日本時間）からの5－8位順位決定戦に回る。
