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【ロンドン五輪】卓球男子団体卓球準々決勝!エース水谷は奮闘するも敗退

ロンドンオリンピック第10日目の5日、卓球は男子団体の準々決勝を行い、世界ランキング3位の日本は世界ランキング6位の香港と対戦。シングルスで水谷隼(=スヴェンソン・明大、23)が3-1、岸川聖也(=スヴェンソン、25)が1-3、ダブルスで岸川・丹羽孝希(=青森山田高、17)組が1-3と連敗。シングルで水谷が3‐1とタイに追いついたが、最後のシングルス戦で丹羽が1-3で敗れ、合計2‐3で敗退。ベスト4入りはならなかった。

 日本の男子団体チームは、シングルスベスト16のエース水谷とベスト8の岸川、それと、4月に行われたロンドン五輪アジア予選で、世界ランキング1位の馬龍(中国)を破る大金星を挙げ、五輪団体戦の出場権獲得とともに自身初の五輪代表入りを決めた、超新星の17歳の丹羽。

 第1試合 水谷のシングルス戦

 水谷隼 3(11-8、11-9、9-11、11-9)1 江天一

 各ゲームとも一進一退の攻防が続くが、ギリギリのところで水谷が競り勝って、まずは1勝。

 第2試合 岸川のシングルス戦

 岸川聖也 1(7-11、11-7、9-11、7-11)3 唐鵬

 この対戦も各ゲームとも一進一退の攻防が続くが、相手に競り負ける。これで1勝1敗。5試合して3勝した方が勝ちとなる団体戦にとって、次のダブルスが重要なポイント。これを取った方が俄然、有利となる。

 第3試合 岸川・丹羽のダブルス戦

 丹羽孝希・岸川聖也 1(11-8、12-14、8-11、11-13)3 梁柱恩・江天一

 1ゲーム目を接戦で取った日本。そのままの勢いで、第2ゲームを6‐0とリード。丹羽のチキータレシーブ(横回転のバックフリップ)とサーブに慣れない香港ペア。しかし、ここから、追い上げられながらも10‐8とゲームポイントを握る。だが、2連続ポイントを落とすと、12-14で奪われる。

 ここから、流れは一気に香港。岸川のフォアハンドが度々ミスをし、第3ゲームも奪われる。後がなくなった日本ペアだったが、盛り返し、10‐8とゲームポイント。が、またも2連続で落としジュースとなると、11‐13で落とした。

 第4試合 水谷のシングルス戦

 水谷隼 3(5-11、11-5、13-11、11-8)1 梁柱恩

 崖っぷちになった日本は、エース水谷がゲームを取り、2‐2に追いつき、最終試合にすべてを掛ける。

 第5試合 水谷のシングルス戦

 丹羽孝希 1(11-7、7-11、7-11、3-11)3 唐鵬

 プレッシャーを感じていないかのように、淡々と強気にプレイする17歳高校生の丹羽。第1ゲームを奪取する。しかし、第2ゲーム後半から、ショットがネットやオーバーするようになるなど、徐々に歯車が狂い始める。それに伴い、第3ゲームからは、唐鵬が波に乗ってくる。強打が決まり出し、スーパープレイを連発。第4ゲームは、勢いの差が出て、押し切られた。

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