「女子モーグル」日本代表の上村愛子選手(34=北野建設)が、8日行われた「フリースタイル 女子モーグル・決勝」(ロザ・フトル・エクストリーム・パーク)に出場し、確実な演技で決勝2回目へ進出を決めた。
第1エアはヘリコプター。ミドルセクションもカービングターンで攻めてスピードにのる。第2エアはアイアンクロスバックフリップを決める。スピードも決勝1回目と同様に31秒台を叩き出し安定する。ゴール後、ガッツポーズを見せて満足のできをアピール。得点は21.15。
トップに立った上村だったが、後続の選手が高得点を出していき、3人を残して4位。
10人目のクロエ・デュフォー ラポイント(カナダ)が、21.79で2位。上村は2人のこして5位に下がる。11人目のエリザ・オウトリム(アメリカ)は、21.53で上村を上回り5位。上村は6位であと1人と、ぎりぎりの勝負。
運命の12人目。ニコラ・スドーバ(チェコ)の得点は、20.97と伸びず、上村がギリギリでメダルをかけた決勝3回目へ進む。上村愛子、悲願のメダルをかけたラストランへ。