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澤穂希、JALの若手アスリート応援企画に「スポーツ界にとって有意義」!男子W杯に「優勝する可能性は絶対ある」

澤穂希、JALの若手アスリート応援企画に「スポーツ界にとって有意義」!男子W杯に「優勝する可能性は絶対ある」
レジェンドアスリートとして登場した澤穂希

 サッカー女子日本代表“なでしこジャパン”のエースで、サッカー女子日本リーグ“なでしこリーグ”『INAC神戸レオネッサ』のMF澤穂希選手(35)が9日、都内で行われた「チャレンジJAL」宣言発表イベントに登場した。

 JALグループ全社一丸となって挑戦していくという強い思いのもと「チャレンジJAL」を毎月実施していく。その第一弾として、2014年6月より、若手アスリートのチャレンジをサポートし、スポーツの明日を応援する「JALネクストアスリート・マイル」を始動する。

 次世代を担う若手アスリートの練習環境は十分とはいえず、金銭的な事情で海外遠征を断念せざるを得ないことも。そこで、若手アスリートが「チャレンジ」できる環境作りとして、JALマイレージバンク(JAB)会員よりマイル寄付の協力を募り、集まったマイル相当額をJALからも拠出し、総額で対象競技団体を支援するというもの。

 レジェンドアスリートとして登場した澤は、「たくさんの方々の声援・応援によって優勝することが出来ました。本当にありがとうございます」と、5月14日~25日までベトナムで行われていた「AFC 女子アジアカップ ベトナム2014」で初優勝を果たしたことを報告した。

 女子サッカーは、2011年にドイツで行われた「FIFA女子ワールドカップ」で優勝し、俄然注目をあびるようになった。スポンサーも付き、代表戦ばかりか「なでしこリーグ」の観客動員も増えていった。

澤穂希、JALの若手アスリート応援企画に「スポーツ界にとって有意義」!男子W杯に「優勝する可能性は絶対ある」

 しかし、それ以前というのは、「チームスポンサーがなかなかつかなかったり、企業チームが撤退したり。前所属チームの時には昼は仕事して、夜に練習する形だったり、先輩たちは、遠征に行くのに実費だった。クラブチームでも月謝を払って練習する。スパイクもユニフォームも両親に払うなど、今では考えられない状況でサッカーをしてきました」と、苦労した時代を経験した。

 今回の企画について澤は、「たくさんのスポーツ選手にとって、たくさんの方々のサポートがあっていい成績が残せると思うので、今回のお話を聞いていい企画だなぁと思いました。いい環境でスポーツができるということはいい結果にもつながると思います。いい成績を残すことによって、未来ある子どもたちが、スポーツをやるときに、さらなる競技人口の発展にもつながると思う」と、メリットは多大だという。

澤穂希、JALの若手アスリート応援企画に「スポーツ界にとって有意義」!男子W杯に「優勝する可能性は絶対ある」
「今後の日本のスポーツ界にとって有意義な取り組み」と澤

 実際に、なでしこジヤパンも、2012年のロンドンオリンピックで準優勝するなど、戦績も残すことで人気も定着。先のアジアカップでは、国際Aマッチデーではないとの理由で、主力と目されてきた海外組を全員招集できず、国内リーグの若手メンバーが多く入る中での優勝だった。注目を集めるから競技人口も増え、注目されている環境が若手選手たちをレベルアップさせている好例といえる。

 また、男子のW杯が6月13日(日本時間)から始まるが、「優勝する可能性は絶対あると思うので、チーム一丸となって優勝めざして頑張ってほしい。私たちは観て応援するしかできないですが、4年に一回のサッカーのイベントなので、厳しい戦いは続くと思いますが、ぜひ楽しんでほしいなぁと思います」と、エールを送った。

 最後に、「今後、日本のスポーツアスリート、未来の子どもたちが、世界でもっとメダルが獲れる選手がひとりでも多く出てきたらいいなぁと思います。この企画は、今後の日本のスポーツ界にとって有意義な取り組みだと思います。これからもみなさまの声援・ご支援よろしくお願いいたします」と、訴えた。

澤穂希、JALの若手アスリート応援企画に「スポーツ界にとって有意義」!男子W杯に「優勝する可能性は絶対ある」

 2014年6月9日現在、対象競技団体は、公益財団法人 日本サッカー協会、公益社団法人日本トライアスロン連合、公益財団法人日本ラグビーフットボール協会、日本身体障害者陸上競技連盟の4競技。

澤穂希、JALの若手アスリート応援企画に「スポーツ界にとって有意義」!男子W杯に「優勝する可能性は絶対ある」
トライアスロンで「第一回ユースオリンピック金メダリスト」の佐藤優香選手

 トライアスロンで「第一回ユースオリンピック金メダリスト」の佐藤優香選手(22=トーシンパートナーズ・ チームケンズ)は、「年間約10ヶ国転戦して自分のポイントランキングを上げていかなければならない実情があります。自転車があるので移動が大変だったり、超過料金を取られる場合もあるので、本当に大変です。このJALさんの支援はうれしく感じています。これを励みに20016年リオ、2020年の東京オリンピックで金メダルを獲得するという夢に向かって頑張っていきたいと思います」。

 元サッカー女子日本代表で、「日本サッカー協会女子委員長」野田朱美氏(44)は、「女子サッカーは澤たちがしっかり頑張ってくれて世界一を獲ってくれたんですけど、なでしこジャパンを始めU-20、U-17の各カテゴリーの選手が多くいる中、いろんな面で選手から要望はあるんですが本格的な支援というのはなかなか。今回のJALさんの企画が、若い世代にスポットを当ててくれたということで育成部分、特に強化・普及は大事になってくると思うので、何がではなくて、澤みたいに感謝の気持とリスペクトする気持ちを忘れない。世界にチャレンジするという世界基準のところでの支援を期待したいですね」。

澤穂希、JALの若手アスリート応援企画に「スポーツ界にとって有意義」!男子W杯に「優勝する可能性は絶対ある」
「北京パラリンピック金メダリスト」伊藤智也氏

 「北京パラリンピック金メダリスト」伊藤智也氏(50)は、「残念なことに私たちは身体が不自由ですから、き容疑をするにあたって、何か器具を使わないといけない。その器具が陸上ですと100万~200万円という高額なんですね。それでいてすぐ壊れる。日本における障害者の就職率は1.69しかない。100人いても2人しか就職できないという状況の中で、予算を捻出していかないといけない。今回の企画でうれしいのは、資金面的なこともありますけど、資金を捻出するための方法として、一般の方が、競技団体として陸上を選んでいただけるのであれば、『障害者スポーツもあるんだね』と理解してくれる。裾野が広がっていくというところに、大きな期待感を持って、みまもっていきたいですし、感謝の気持を持って行きたい」。

 元ラグビー日本代表で、「ラグビーワールドカップ2019アンバサダー」の大畑大介氏(38)は、「2019年ラグビーW杯が日本で開催されるということが、まだ世間にそれほど認識されていないと思うんですね。2016年リオ、2020年の東京オリンピックに関して、7人制ラグビーがオリンピック競技になったというところで、ラグビーにとっては、重要な時期に来ている。代表チームの強化は進んでいるんですが、競技の成熟でいいますと、若い世代への普及・育成、成熟なくして、競技の成熟はない。ユース世代をサポートしていただけるということは、選手たちがサポートしてもらえる=自分自身が自覚を持ってプレイに専念できる。支援していただいたことで、自分たちの天井の高さを上げていける。選手の成長速度を加速度的に上げていける素晴らしいサポートだと思います。このようなサポートをして頂いているということで、ラグビー界はしっかりと応えていかなければいけないという思いはあります」。

 それぞれ、感謝と思いを述べた。

 

澤穂希、JALの若手アスリート応援企画に「スポーツ界にとって有意義」!男子W杯に「優勝する可能性は絶対ある」
「日本サッカー協会女子委員長」野田朱美氏
澤穂希、JALの若手アスリート応援企画に「スポーツ界にとって有意義」!男子W杯に「優勝する可能性は絶対ある」
「ラグビーワールドカップ2019アンバサダー」の大畑大介氏


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