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東国原氏 猪木議員の訪朝問題、山本太郎議員の天皇陛下への手紙に言及!

 お笑いコンビ『ダウンタウン』の松本人志(50)がコメンテーターを務める番組『ワイドナショー』(フジテレビ系)が18日深夜に放送され、前宮崎県知事の東国原英夫衆院議員(56)がゲスト出演し、アントニオ猪木参院議員(70)の訪朝問題、山本太郎参院議員(38)が秋の園遊会で天皇陛下に手紙を渡した件について言及した。

 まず、猪木議員が国会の許可を得ず北朝鮮を訪れた問題について、東国原議員は「一番触れたくない事象なんですよ」と前置きしながらも、「戒告と陳謝と党員停止と除名の4段階あるんですけど、実は2回目なんですよ猪木さん」と、処罰についてコメント。ここで松本が「猪木さんは何しに行かれたんですか?」と質問すると、東国原議員は「スポーツ平和の利用。平和外交と言ってましたよ」と答え、許可が出てないのに訪朝したことについては、「あるまじき行為」と切り捨てた。

 また、猪木議員が帰国して訪朝問題を意に介さないかのように報道陣に「元気ですかーっ!」と叫んだことについて、東国原議員は「(首に巻いてるストールが)いつもトレードマークの赤だったんですよ。それがいまグリーンになってるんです。なんで赤じゃなかったのかって話なんです!」と話題を逸らそうとしたが、松本が「いま党内が猪木・アリ状態みたいな感じですよ」と、かつて猪木議員がボクシング世界王者のモハメド・アリと異種格闘技戦を行い、こう着状態が続いたことを日本維新の会の現状に例えると、同党の東国原議員は「猪木さんが参議院選挙に出るとき、なぜ維新を選んだのかって聞かれて、記者会見で言った言葉知ってますか? 『以心伝心ジェット・シン』って言ったんですよ!」と、猪木議員がプロレスラー時代に対戦していた悪役レスラーのタイガー・ジェット・シンをネタにして、共演者を爆笑させた。

 そして、秋の園遊会で天皇陛下に直接手紙を渡した山本議員については、東国原議員は「けしからんですね、これは。政治家として絶対やっちゃいけないこと。処分も大甘ですよ。天皇陛下に物を渡すなんて、前例がないからどう処罰していいか困ったそうですよ」と、バッサリ。さらに「国会の中でも浮いてる。どこからかおかしくなってますよ。反原発の政策は彼の理念としていいんだけど、やり方がね。天皇を政治利用しちゃいけないんですよ。天皇に嘆願書を出すなら、内閣、国会を通してやらなきゃいけないというルールがある。そういうのを無視してますから」と、苦言を呈した。

 これについて、政治ジャーナリストの後藤謙次氏(64)は、「ああいう衝動に駆らせた最大の人物は小泉(純一郎)さんかなと思ってるんですよ」と分析。続けて、「山本さんはこれまである意味、脱原発のチャンピオンだったけど、総理経験者で影響力、発信力があり、しかも自分の愛弟子が総理大臣の安倍晋三さんということで、小泉さんが原発ゼロって言ってしまったら山本さんの出番ってほとんどなくなるじゃないですか。山本さんは自分の存在感を考えたとき、何かしなければならないと思ったんじゃないか。これは政治利用というより、個人利用という感じがしますね」と、意見を述べた。

 レギュラーコメンテーターのホラン千秋(25)は、「個人的に熱心に続けてきたことを国会議員になっても続けることはいいことだと思うけど、バッジをつけたからにはそれなりの責任もある。制限されるのが嫌ならバッジを外して、これまで通り個人単位でやってればいい。税金でお給料もらっていて、こんな勝手なことするなんて問題外ですよね」と、猪木議員、山本議員両名を批判した。

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