来年秋から放送されるNHKの連続テレビ小説は、国産ウイスキーの開発に尽力した夫とイギリス出身の妻の夫婦の人情を描く『マッサン』に決まり、史上初めて外国人の女性がヒロインを演じると、18日付の同局の公式サイトが報じた。
91作目の連続テレビ小説『マッサン』は、大阪で青春時代を過ごし、日本でウイスキーを広めようと北海道で国産品の開発に力を尽くした竹鶴政孝と、イギリス・スコットランド出身の政孝の妻・リタがモデル。夢に生きる不器用な夫と、大阪弁を話すイギリス人の妻による笑あり、涙ありの人情物語で、リタが政孝を呼ぶときの愛称「マッサン」がタイトルになった。
連続テレビ小説では、初めて外国人女性がヒロインを演じることになり、ヒロインは欧米文化に育ち、日本語が使えることを条件に募集。オーディションを経て、来年2月までにヒロインが決定する。
脚本は映画『パッチギ!』、『フラガール』などを手掛けた羽原大介氏で、来年9月29日から再来年3月まで全150回の放送を予定している。