NO IMAGE

箱根駅伝往路は服部翔大選手が底力で日体大逆転優勝!法政大・関口頌悟選手は5区で8人抜き

 新年の風物詩である『第89回東京箱根間往復大学駅伝競争』往路が2日、東京・大手町をスタートした。

 関東学連加盟大学のうち、前年大会でシード権を獲得した10校と、予選会を通過した関東学連選抜を加えた合計20チームが出場する大会。昨年は東洋大学が往路、復路ともに優勝を飾った東洋大学が10時間51分36秒で堂々の優勝を飾った。

 108キロの往路では、1区では2連覇を狙う東洋大の田口雅也選手が好スタートを見せ1位でたすきをつなぎ、5区までトップでつなぐ。

 小田原から芦ノ湖まで、全区間で最長の23.4キロで総合優勝に重要な区間で俗に言う“山登り”の5区。昨年までは“山の神”と呼ばれた柏原竜二選手(富士通)が、3年連続で驚異的な走りを見せ、強みを見せていたが、今年は3年の定方俊樹選手が走る。

 8キロ地点で3位の早稲田大学・山本修平選手が2位の日体大・服部翔大選手を捉え、一瞬抜き去るかのように見えたが、底力を見せた服部選手がリードを守る。

 約9キロ地点の小涌園前で、服部選手、山本選手、東洋大・定方選手の団子状態に。10キロすぎには、服部選手と山本選手が抜け出し、その後は服部選手が先頭で走る。そのまま服部選手がゴールテープを切り、予選会を首位で勝ち上がった実力を見せつけ、26年ぶりの往路優勝を日体大にもたらした。東洋大は3位でフィニッシュした。

 ほかにも、5区では法政大学の関口頌悟選手が柏原選手の打ち立てた記録に並ぶ8人抜きを達成し新“山の神”を彷彿とさせる走りを見せるという見どころもあった。

 ■出場20大学
 東洋大学、駒澤大学、明治大学、早稲田大学、青山学院大学、城西大学、順天堂大学、中央大学、山梨学院大学、國學院大學、日本体育大学、帝京大学、中央学院大学、大東文化大学、上武大学、神奈川大学、日本大学、法政大学、東京農業大学、関東学連選抜

広告