今月18日、19日に東京・大阪で開催された『SUMMER SONIC 2012』に出演した台湾の人気バンド『MAYDAY』が20日、都内で『1976』、『Fire EX.』、『Quarterback』とともに記者会見を行い、サマソニの感想などを語った。
中国語圏における流行音楽の発展センターで、自由で情熱的なロックを展開している台湾から、上記の4バンドと『Yu-Huan DMDM』の5組が、今年のサマソニに出演。台湾の『第23回Golden Melody Awards』で6部門受賞の『MAYDAY』は、『Green day』や『The Cardigans』らと同じステージに立ち、アジアのバンドとして初めて、サマソニの東京ステージと大阪ステージ両方に出演した。
会見場には、日本のみならず台湾のメディアも多数来場。まず、サマソニに出演した感想を聞かれ、『1976』のドラマー・大師兄が「楽屋でいろんなスーパースターと会えて楽しかった」、『Fire EX.』の大正が「サマソニに出演するのは、私たちにとって夢が叶うこと。小さい頃からずっと好きだったアーティストと出演できたのは光栄でした」と、それぞれ大物アーティストと触れ合い、感動したよう。
『Quarterback』のギター・虎神は「ネットでサマソニの映像を見て、凄いイベントだと思った。出演できて嬉しかったです」と、初出演の喜びを表現すれば、『MAYDAY』のリーダーでギターのモンスター(35)は、「有名なアーティストさんたちと出演するのはとてもいい経験。サマソニをきっかけに、もっと多くの国に私たちの音楽の魅力を届けたい」と、メッセージを送る。
報道陣から「日本の滞在で楽しみにしていることは？」と質問があり、『Quarterback』の虎神が「昨日ラーメンを食べに行きました。暑くて、汗ダラダラだけど、日本の皆さんの性格に近くなったので、楽しかった」と、日本人は我慢強い性格というイメージがあるのか、ユニークに返答。さらに「歌舞伎町は見るだけだったけど、もし機会があれば行きたい」と、日本の夜遊びにも興味津々のようだ。
「好きな日本のアーティストは？」という問いかけには、甘いマスクで大人気の『MAYDAY』のボーカル・アシン(36)が、『GLAY』や『flumpool』など交流のある日本のバンドを挙げ、「でも、一番好きなのは『AKB48』さんですね」とコメントし、会場を沸かせた。
『1976』の大師兄は、02年～04年に巣鴨に住んでいたこともあり、流ちょうな日本語を披露。「『ビートルズ』がリリースしたもの全部、『レディオヘッド』の『KID A』みたいな伝説的なアルバムを作って、赤坂BLITZでライブをやりたい。10年前にパティ・スミスを観た場所なので」と、今後の目標を掲げた。
最後に、「憧れのメイドカフェには行きましたか？」と質問をぶつけられたアシンは、「私は台湾では、アーティストなので、そういうことは言いません。言ったのは『Quarterback』の皆さんです」と返し、報道陣も爆笑！ このムチャぶりにも、虎神は「会見が終わったら行くつもりです。皆さんいいところがあったら紹介してください」と余裕で対処していた。
