ロンドンオリンピック第11日目の6日、サッカー女子日本代表“なでしこJAPAN”は、大儀見、阪口のゴールでフランスを2‐1と下し、4大会、16年越しの夢がかなった澤は、試合後のインタビューで、「金ダルに向けて最後まで頑張りたい」と、あらためて決意を誓った。
キャプテンの宮間選手のコメント
本当に苦しい戦いでしたけど、全員が力を出し切ったと思います。誰がと言うわけではなく全員の力だと思います。(メダル獲得が決定したが)とはいっても一番いい色のメダルを目指してきたので、早く帰ってアメリカとカナダの試合を見て分析したいと思います。現地に応援に来ていただいているみなさんもそうですけど、日本からの温かい声援もいろんなものを通して入ってくるので力になっています。この勢いを男子にも受け継いでもらって男女とも決勝戦へ行きたい。(決勝戦は)苦しい戦いになると思いますが、真のチャンピオンになるためにもう一試合頑張りたい。
佐々木則夫監督
選手たちは北京以来、メダルを獲るんだという思いで彼女たちが一生懸命やってきたお礼だと思います。感無量です。狙い通りの戦いになったんですけど、フランスさんは強かった。結果としてファイナルまでたどりつきました。
(W杯とオリンピックの連覇もかかっていますが)目の前のボールに立ち向かい。目の前の相手と闘うと、(結果が)ついてくるかもしれません。応援してください。精一杯頑張って、チームワークで勝ち取ろうと思ってます。
決勝点を決めた阪口選手のコメント
自分がPK取られてしまってヒヤッとしたんですけど、勝ってよかった。(点取ったシーンは)宮間選手から素晴らしいボールがきて、自分は頭に当てるだけだったので、自分だけの得点じゃない。(決勝戦は)どういう感じか想像できないんですけど、みんなで力を合わせ、余すことなく頑張りたい。
エース澤選手のコメント
(96年のアトランタオリンピックからの夢がかなって)ずっと目標にしてきたメダル獲得は嬉しいです。厳しい戦いでしたけど、最後まであきらめず走り続けた結果だと思います。最後、怒とうの攻めに耐えるのに必死だったんですけど、ディフェンス陣が守ってくれたので、しっかり押さえられて勝つことが出来て嬉しい。(母・満壽子さんがスタンドにいましたが)次の決勝もぜひ勝って、両親に金メダルをかけたいですね。中2日ですけど、いい準備をして、金ダルに向けて最後まで頑張りたいです。
スーパーセーブ連発の福元選手のコメント
厳しい戦いでしたが、最後まで集中切らさず勝てることができてうれしい。(時間は長く感じた?)時計見ても時間過ぎなくて…。前の選手が点を取ってくれたので、これ以上やらせないという気持ちでした。決勝戦で勝つと負けるでは全然違ってくるので、みんなでいい準備して決勝に臨みたい。