「ワイルドだろ～？」のフレーズで大人気のお笑い芸人・スギちゃん(38)が9日、都内・葛飾区のタカラトミー本社で行われた『バトロボーグ20』発売直前イベントに出席。5日のイベントで、20歳の一般人女性と交際していることを明かしたが、まさかのトホホな展開を語った。
先月14日、『東京おもちゃショー 2012』で、同玩具のPRイベントに出席予定だったスギちゃんだが、体調不良のため欠席。同じ事務所の芸人・小島よしお(31)が急きょ代打出場したことが話題となったが、タカラトミー代表取締役社長・富山幹太郎氏も「おもちゃショーの会場でも、各社メーカーから『社長、けっこうテレビに出てるけど、スギちゃんがドタキャンになった話ばっかりで、商品が出てなかったよ』と言われました」と、そのことをネタに。
そして、いつものノースリーブジージャン姿のスギちゃんが登場すると、場内は割れんばかりの歓声と拍手！ 人気芸人見たさに、タカラトミー本社のほぼ全員もバルコニーに身を乗り出し、会見の模様を見つめるという異様な雰囲気の中、スギちゃんは「きょうもワイルドにいくぜぇ～！」と挨拶。リュックや桶を出し、「リュックの背負うところを引きちぎってやったぜ！もうこれ背負えねえぜ～。ワイルドだろ～？」「スギちゃんワイルドすぎて、桶も底を叩き割ったぜ！お湯汲んで上げようものなら、半分以上なくなってるぜ～」とワイルドネタで沸かせた。
だが、社長と対面すると、ワイルドキャラを忘れたように「ご迷惑をおかけしました」と平謝り。「社長、猫背ですね」と余計な一言を言うと、社長から「うるさい」と返され、タカラトミー社員も爆笑！ すると富山社長が「頑張ってくれよ～」とスギちゃんのお株を奪う激励をして、握手した。
『バトロボーグ20』は、全長90mmの小さなサイズで、2.4GHz帯の無線コントロールによる直感操作で、リアルなボクシングバトルが楽しめる体感型ロボット。相手の顔面に5発パンチを打ち込めば、停止状態になるシステムも搭載されており、ノックアウト、ノックダウン、リングアウトの3つで勝敗を決する形で行われた。
まず、エキシビジョンとして、スギちゃんと同じようにノースリーブジージャンを羽織ったタカラトミーワイルドガールズ9人+スギちゃんの『TEAMスギちゃん』VS富山社長+タカラトミーグループ男性社員9人の『バトロボ軍団』の団体戦へ。タカラトミーの9人の女性社員を見渡し、「キレイどころだぜ～！ 絶対、いつかタカラトミー入ろう」とデレデレのスギちゃん。60秒で『バトロボーグ20』がよりリング上に多く残っているほうが勝ちというルールで行われ、『TEAMスギちゃん』は惨敗！ スギちゃんの『バトロボーグ20』は、チームメートの女性社員にボコボコにされてKOされてしまい、「やっちまいましたね、皆さん！ 私に恨みがあるのかわかりませんけど」とこぼし、爆笑を誘った。
続いて、チャンピオンのプロボクサー・粉川拓也選手(27)VS挑戦者・スギちゃんの『バトロボーグ20』ワイルド級タイトルマッチへ。本業のボクシングでもOPBF東洋太平洋スーパーフライ級王者、日本フライ級王者の2冠王・粉川選手は2本のベルトを持参し、グローブを着け、貫禄の入場。所属する宮田ジムの宮田博行会長を相手にミット打ちを披露し、スギちゃんをビビらせる。スギちゃんが「私が勝ったら、次の試合でノースリーブデニムを着て、入場」と条件を突きつけるも、粉川選手は「上等です」と平常心だ。
タイトルマッチは3本勝負で行われ、スギちゃんは1本目を先取したが、2本目、3本目を粉川選手に取られ、敗戦！ ここでスギちゃんの“泣きのもう一回”が入り、粉川選手がこれを認めたため、「この甘さが命取りになるぜ～」と調子に乗るスギちゃん。だが、幸運にも“泣きの4本目”を奪取し、「アイムナンバーワン！ 真の王者はワシじゃ～！」と雄叫び！ ずるい感アリアリだが、新王者となったスギちゃんは、「次の試合はデニムで入場。会長どうですか？」と宮田会長に呼びかけたが、「スポンサーと相談します」というシビアな返事が。これにもめげず、スギちゃんは「試合観に行って、強引に着せるぐらいの感じでやってやるぜ！」とワイルドを貫いた。
「ワイルドさに負けました。次はボクシングで勝負したい」という粉川選手に対し、スギちゃんは「次は本当のボクシングで勝負しようじゃないか！」と無謀にも 受けて立つ姿勢。2人に友情が芽生え、「永遠のライバルだぜ！」と握手した。
その後の囲みでも、「捏造？」「勝つまでやるんじゃないかと思った」と、勝ち方に非難の声が上がったスギちゃんだったが、「(マスコミの)書き方次第でなんとでもなるでしょうが！ のらりくらり戦法ですね。いままでやってきた通り、なんの芯も持たずにやってきた感じですね」と悪びれず。
本来ならば1ヵ月前に実現するはずだったタイトルマッチを欠席してしまったことについて、「そのときも皆さんいらしてたんですよね。すみませんでした。本当にご迷惑をおかけしました」と、自身のキャラも忘れて報道陣に頭を下げ、謝罪。だが、「いままで休みすぎて、急に忙しくなったんで、身体がついてこなかったんです。虚弱体質かもしれない」と、すぐさま笑いに変えた。
タカラトミーについては、「一生いいパイプ役になって、切っても切れない関係でいきたい。社長も『こいつに任せればいい』みたいな顔してたし、4階建てで、そこまで高い建物じゃないし」と、失礼ともとれる発言も飛び出したが、4回と4階をかけて、「だから4回目に勝った者が本来の勝ちなんですよ！」とこじつけ。
タカラトミーの女性社員にデレデレだったことを突っ込まれ、「女性が大好きなんです。植物でもめしべが大好き」と、アダルトトークに突入しようとしたところで、「(彼女に)怒られませんか？」と、いよいよ本題へ。これにはスギちゃんも「きたきたきた！」と反応し、「向こうも忙しいのかわかりませんが、4日前から連絡が途絶えております」と、衝撃の告白！ 「電話をしても出ない。メールをしても返ってこない。何してくれたんだ、君たち！ 急にヤフーニュースとかになったときからおかしくなったんだ」と、報道陣に向け怒りをぶつける。せっかく幸せをつかんだかのように見えたスギちゃんだったが、「(原因は)知りませんよ、私も！ 冷たくしてないし、ケンカもしてない。連絡ください！ 忙しいのかな～？」と、カメラに向かって切実に呼びかけた。
また、過去の失恋を思い出し、「6年間付き合った彼女も別れ際に『私、いままでどうかしてた』って言ってたからね」とネガティブになる場面も。しかし、「まだわからん！」と振られていないことを強調し、「きょう勝ったから、チャンピオンの元に戻って来いと言ってやりたいぜ。ワイルドで強い、いろんなものを持ってる私のとこからなぜ離れようとする？」と、彼女に向けてメッセージを送った。
7月14日、全4種3990円(税込)で発売！
