書店員が選ぶ『2012年本屋大賞』を受賞したベストセラー小説『舟を編む』が俳優・松田龍平（29）と女優・宮崎あおい（26）で映画化されることが12日、分かった。
作家・三浦しをんの小説で、出版社を舞台に、辞書作りに没頭する編集者の言葉や仕事に対する情熱や思いを描く物語で、石井裕也監督（29）がメガホンを取る。
13日付のスポーツニッポンが報じており、風変わりだが、生真面目さが取りえの出版社社員を演じる松田は、約23万語を収録する辞書の編集に、15年をかけて取り組む役を演じ、「辞書を作ることで、言葉と向き合って成長していく役が今から楽しみ」と、待ち切れない様子。
一方、主人公が一目ぼれする板前見習い役を宮崎が演じるが、包丁さばきなど懸命に役作りをしているといい、「石井監督のもとで大人の女性をきちんと生きることができるよう頑張ります」とコメント。
石井監督は「一つの仕事をやり遂げるために人生をかけるとはどういうことか。悩みながら、考えながら、映画を作っていこうと思ってます」と気合を入れている。
今月下旬にクランクイン。来年4月13日の公開を予定している。
