超ネガティブなイケメンモデルとして人気沸騰中の栗原類（17）が3日、都内で『ビーストリー』（カルチュア・パブリッシャーズ）DVDレンタル発売記念イベントに登場した。
全米で大ヒットロングランを記録したファンタジックラブストーリー。王子様ルックスのカイル（アレックス・ペティファー）は、次々と女性のハートを弄び、ある日、ターゲットにしたケンドラ（メアリー=ケイト・オルセン）への酷い仕打ちをしたことから、ケンドラから魔法でカイルの姿を醜く変貌させてしまう。“ビーストリー（いまわしい）”姿となったカイルの姿を元に戻す方法はただ1つ、1年以内に内面を愛してくれる人を見つけること。そんなさなか、今まで目に止まらなかった大人しいリンディ（ヴァネッサ・ハジェンズ）が気になりだしたカイルは…。
美女と野獣を意識したという蛇革のようなデザインジャケットと野獣的なファッションで現れた栗原だが、「普段、野獣系のファッションをしている人に申し訳なくなります」と、のっけからネガティブが飛び出し、報道陣が爆笑させたところからイベントがスタート。
周りからはネガティブキャラと言われているが、自身はそうは思っていなかったそうで、「周りの人からネガティブと言われていて、周りの人からネガティブといわれるとネガティブかなと思います」と、言われてそう意識してきたということを明かす栗原。子供の頃からこんな話し方なのかとMCから尋ねられ、栗原は、「中学生の頃から、こんな感じで、小学生のころは、早口でなにをいってるのかわからないという、でくのぼうというか…」と、どんどん下向きになっていくことに。
ネガティブだからといってモデルの仕事が嫌いというわけではないそうで、ファッションショーに出演した際は、「緊張しません。ゃべることがないですから。しゃべると、なんかとまどったりするので、しゃべらないという形なので緊張はそんなにしません」とのこと。
『ビーストリー』は俺様キャラが主人公だが、そのキャラクターに、「自分に自信をもっているというのはうらやましいですが、いずれバチが当たると思います。なぜここまで、自信が持てるのかと思います」と、“天誅”を望みつつも、「物語りが進むと同情できてきて、ストーリーも89分で、短さがちょうどよくて、テンポが良くて飽きることないですし、レディー・ガガとか使われているので洋楽が好きな人にはいいと思います」と、しっかり見どころをPRする。
ただし、MCから、「自分の心と同じ姿に変えられたら？」と問われた際は、黙りこんでしまい、「答えられなくてすみません」と、素直にギブアップする一幕も。もし、主人公と同じく醜い姿になった場合は、「人が居ないところで暮らして、誰も居ないところで暮らします。下を向いて…」と、内へ内へと埋没していくことに。外見が重要かについては、「人の価値観が決めることだと思います」としごくまっとうな返答で、報道陣の笑いを誘うことに。
囲み会見では、「美女と交際したい？」との質問が飛ぶと、栗原は、「現実的にありえないと思っています」と、うつむいてしまう。実際に、何度も女性から振られつづけているそうだが、ほんの少しだけあるという結婚願望は「結婚する女性はいないと思います。恋人がまずいません」と、自分で可能性を否定することに。
俳優活動にも興味があるそうで好きな俳優については、「佐藤二朗さんに、六角精児さん、岩松了さん。海外だったらジョントラボルタさんに憧れています」と、演技派の渋めなチョイスを挙げるなど、個性的な栗原に爆笑会見となったが、本日が初めての報道陣を前にしたイベントとあって、「僕がこんなに注目されているか分からない。面白いところないのに…」と、またも目を伏せてしまう。それでも、「ネガティブとは自分では思ってないんです。ネガティブは欠点ではない」と、ポジティブな一面を見せていた。
栗原が、「ベタといえばベタでな恋愛映画です。短いちょうどいい恋愛映画を観たい方にもオススメです」と評した、『ビーストリー』は7月4日よりレンタル開始（レンタルはTSUTAYAのみ）で8月2日より発売開始！
