俳優・渡部豪太（26）と元『AKB48』でタレント・大島麻衣（24）が5日、東京・フジテレビ内で特別番組『ニッポンを釣りたい！～絶景・秘境に大興奮！世界遺産 旬の旅～』（フジテレビ系）の制作発表会見に登場し、渡部は番組内で体験した初めての海釣りで、釣り人でもお目にかかれないという世界記録の20キロにあと“二歩”に迫る、長さ87センチ、13.7キロの小笠原クエを釣り上げ、その時の様子を興奮気味に語った。
同番組は、毎年各地の海を訪れ、「旅と釣り」をテーマに、そこに暮らす人々との出逢いやふれあいを描いて好評のシリーズ第18弾。
今年のテーマは、“世界遺産”の地でのオムニバス3話。
世界遺産「首里城」がある沖縄で、渡辺直美&大島麻衣&さかなクンが、10種類のトロピカルフィッシングでバカンス釣りの旅。
世界遺産「東洋のガラパゴス」小笠原諸島父島で、渡部豪太が大物釣りの旅
世界遺産「白川郷」がある岐阜の山奥で、温水洋一&平山浩行がイワナを狙う過酷な渓流釣りの旅
渡部は、「味わったことのない感触、引きでした。海の中から引っ張られている感覚に驚いた。普段、死んでる魚を見ているので、筋肉の塊がドット出てきて、この、この息吹、躍動、パワー、力が凄い。腰を入れないと釣れないので、30、40分間格闘しました。魚影が見えてきた時と、上がった時の感動はなかったです」と、話しているうちにリアルに蘇ってきたように興奮して、実況中継さながら。
釣ったばかりの魚をその場で新鮮なまま食べることも釣りの楽しみだが、渡部は、「（釣った）カンパチとクエをいただきました。カンパチはお刺身。こっちで食べるのとは違って歯ごたえがシッカリしていて、生き物を食べている感じです。クエは煮つけにして食べましたが、ほほ肉がおいしいこと。上質なミルクのような、とても柔らかい。シルクのような味がいたしました」と、トロットロな顔で語る。
そして、渡部にとって忘れられない思い出があるという。1週間で20時間ぐらい船の上で大物釣りに挑戦していたが、「私の体に刻まれているひとつの戦いがあるんです」と、ドキュメンタリーのナレーション調で語り出すと、「1回（テレビの録画用の）テープチェンジをしました。結果ですか？ それはご覧になってからのお楽しみ」と、ニヤリ。
一方の大島は、小さい時には、釣り好きなおじさんに、毎週、日曜日に連れて行ってもらっていたが、大人になってからは、2、3回しかないと、ほぼ初心者同然だったが、「（渡辺さんとは）プライベートでも仲いいので、カメラマンが勝手についてきているんだぞ。のノリで楽しい釣りをさせていただきました」と、リゾート気分でリラックスした雰囲気で挑んだ。
それが良かったのか、「パカパカ連れたので楽しかった。釣れたときの手ごたえが楽しいけど、エサ食べられていることもあるので、（釣れたときは）宝くじが当たった感じ」と、喜びを表現し、「赤や黄色など鮮やかな魚が釣れたので、女性にお勧め。『トロピカルフィッシング』というネーミングもオシャレ」と、大喜びだった。
上々の釣果に、大島は、「魚一匹釣ったことで、手を合わせて喜んだ。船の上での結束力がより強まるので、婚前旅行にはいい。けど、釣れないと…」と、女の子らしい発想で、笑わせた。
大島も新鮮なうちに食べたそうで、「さかなクンが調理し、お手製のお刺身やテンプラをいただきました。“おじさん”という魚丸ごとを食べたので、新鮮でおいしかった。サクサクしていた」と、こちらも、生唾を飲み込むような感じで語った。
釣りの誘い文句として大島は、「釣った魚を目の前で食べると美味しい。刺身を釣りに行こう」と、大胆な発想を言うと、渡部も、自身が食べたことを思い出し、「ウミガメを食べに行こう」と、同調。
次の釣りの目標は、大島が、「この中だと岐阜が興味があるので、川釣りしたい。巻かないパターンの竿一本に挑戦したい。（大変と言われると、）ちょっとずついろんなとこ連れて行ってもらいたい」と、無邪気に語った。渡部は、「外洋に出させてもらったので、海外に行って、もっと大きいの釣ってみたい。GT（ジャイアント・トレバリー＝ロウニンアジ）」と、大物俳優の松方弘樹や梅宮辰夫を連想させるようなのめり込みようだった。
また、大島は、今日６日に開票が迫った「第４回AKB48選抜総選挙」について、「かわいがっている後輩の藤江れいなを応援しています」と、エールを送った。
同番組は、6月24日午後4時05分～放送予定。
