【HEROs AWARD 2023】和田毅選手「現役人生は長くありませんが、続く限り腕を振り続けます」

【HEROs AWARD 2023】和田毅選手「現役人生は長くありませんが、続く限り腕を振り続けます」

【HEROs AWARD 2023】和田毅選手「現役人生は長くありませんが、続く限り腕を振り続けます」

 アスリートやスポーツに関する社会貢献活動の優れたロールモデルを表彰する第7回「HEROs AWARD 2023」が12月18日都内で開催された。アスリート部門でプロ野球『福岡ソフトバンクホークス』和田毅選手が受賞した。

 和⽥⽒の投球数や勝利数など成績に応じた本数のワクチンを寄付。ミャンマーやラオスの⼦供たちへワクチンの寄付を18年間続けており、昨シーズンまででワクチンの合計は700,000本分に達し(⾦額にして42,597,430円)今シーズンはその活動が認められての受賞となった。

 和田選手は、「2005年からこのワクチン活動を始め、スタートした当初は開発途上国で毎⽇8000⼈の⼦供たちが亡くなっているという衝撃的な数字を知って、JCVさんの⽅と何かできないかということでこの活動を始めました。最近は1⽇に4000⼈という⼦供が亡くなっています。⾃分が2005年からスタートしたことで少しでも⼦供の亡くなる数が減って、沢山のアスリートが認知し行動してくれたおかげで、子供が亡くなる数が減るのはとても嬉しいことです。もっと多くの方に知っていただき、この世界で亡くなる子供の数が0になるよう、現役生活は長くありませんが、できる限り腕を振り続けて行きたいです。引退後もJCV(※)さんと少しでも何か貢献できるようにしたいと思っています」と今後の活動の展望を語った。

 各受賞者の表彰後に⾏われたトークセッションで、アスリートの影響⼒について聞かれた和⽥選手は、「⼀つのきっかけ、些細なところから社会貢献の輪というものが広がると思います。思い⽴てば僕にでもできるし、それだけアスリートの⼒は素晴らしいものだと思います」とコメント。今後の⽬標について和⽥選手は「⾃⾝の取り組みの⼀つである、来年で20回⽬を迎える和⽥杯について、たくさんのプロ野球選⼿の冠のついた⼤会の⼀位を集めた全国⼤会をいつか開催したいです」と語り、トークセッションを締めくくりました。
 ※JCV:「世界の⼦どもにワクチンを ⽇本委員会」Japan Committee Vaccines for the Worldʼs Childrenの略
 開発途上国の⼦どもたちにワクチンを届け、⼦どもたちの未来を⽣み出す活動を⾏っている⺠間の国際⽀援団体

 今年は自薦、他薦によりノミネートされた366の候補の中から、社会課題の周知や、支援者が拡大しているか、スポーツの力を活用しているか、といった視点で審査が行われ、アスリート部門ではプロスノーボーダーの荒井daze善正選手、元競泳日本代表 伊藤華英氏、プロ野球選手の和田毅選手、チーム・リーグ部門では、北海道日本ハムファイターズ、企業部門では、アディダスジャパン株式会社、さらにアーティスト部門では、歌手の一青窈さんがそれぞれ「HEROs AWARD」を受賞。中田英寿氏や五郎丸歩氏ら、HEROs アンバサダーをはじめ、競技の壁を越え、スポーツ各界から集まった錚々たるアスリート・スポーツ関係者が見守る中、社会貢献活動の優れたロールモデルとして表彰を受けた。

 「HEROs~Sportsmanship for the future~」(以下 HEROs)プロジェクトは、日本財団(東京都港区、会長 笹川陽平)が、アスリートと共に社会課題解決の輪を広げていくことを目的として推進している。その取り組みの一つである、「HEROs AWARD」を2017年から開催してきた。

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