【HEROs AWARD 2023】アスリートの社会貢献活動を表彰する式典

【HEROs AWARD 2023】アスリートの社会貢献活動を表彰する式典

 アスリートやスポーツに関する社会貢献活動の優れたロールモデルを表彰する第7回「HEROs AWARD 2023」が12月18日都内で開催された。

 「HEROs~Sportsmanship for the future~」(以下 HEROs)プロジェクトは、日本財団(東京都港区、会長 笹川陽平)が、アスリートと共に社会課題解決の輪を広げていくことを目的として推進している。その取り組みの一つである、「HEROs AWARD」を2017年から開催してきた。

 今年は自薦、他薦によりノミネートされた366の候補の中から、社会課題の周知や、支援者が拡大しているか、スポーツの力を活用しているか、といった視点で審査が行われ、アスリート部門ではプロスノーボーダーの荒井daze善正選手、元競泳日本代表 伊藤華英氏、プロ野球選手の和田毅選手、チーム・リーグ部門では、北海道日本ハムファイターズ、企業部門では、アディダスジャパン株式会社、さらにアーティスト部門では、歌手の一青窈さんがそれぞれ「HEROs AWARD」を受賞。中田英寿氏や五郎丸歩氏ら、HEROs アンバサダーをはじめ、競技の壁を越え、スポーツ各界から集まった錚々たるアスリート・スポーツ関係者が見守る中、社会貢献活動の優れたロールモデルとして表彰を受けた。

 ・アディダスジャパン株式会社(登壇者:ブランドアクティベーションシニアディレクター ⼭本 健)
 「MOVE FOR THE PLANET(ムーブ・フォー・ザ・プラネット)
【HEROs AWARD 2023】アスリートの社会貢献活動を表彰する式典
 <活動内容>
 アディダスランニングアプリにて設定された全34種類の幅広いアクテビティのいずれかを10分間⾏うたびに、アディダスが未来のスポーツ環境を守るために1ユーロを寄付するという取り組み
 <コメント>
 HEROs AWARD初の企業賞ということで⼤変嬉しく思います。
 我々アディダスの理念は「スポーツを通して」私たちには⼈々の⼈⽣を変える⼒があると信じています。この美しい地球がなければ素晴らしいスポーツというのも存在しません。今後も我々アディダスは未来のスポーツ環境のために引き続き貢献していきたいと思います。

 ・荒井 DAZE 善正:「SNOWBANK PAY IT FORWARD」
【HEROs AWARD 2023】アスリートの社会貢献活動を表彰する式典
 <活動内容>
 ⾻髄ドナー登録や献⾎への協⼒者増加を⽬的とした、各種スポーツ・⾳楽イベントなどの企画・運営。
 『東京雪祭』『SNOWBANK 献⾎プロジェクト』ほか
 <コメント>
 HEROsには2018年から活動に関わっていて、様々なアスリートと繋がることによって視野が広がり、SNOWBANKの活動が広がっていったと思います。
 そしてSNOWBANKを13年間繋げられたのはボランティアさん、スノーボードのライダーであったりアスリートであったりファンの⽅であったり様々な⼈のおかげでこの賞を取れたと思うので僕のおかげでもなんでもなくみんなのおかげです。この活動の⽬的は当初から変わりません。治療が必要なすべての患者さんが治療のスタートライン⽴つことができる社会を作る。そしてSNOWBANKがない社会を作るという⽬標に向かってこれからも突き進んでいきたいと思います。

 ・伊藤華英:「スポーツを⽌めるな『1252 プロジェクト』」
【HEROs AWARD 2023】アスリートの社会貢献活動を表彰する式典
 <活動内容>
 「⽣理.スポーツ」に関する⼥⼦学⽣実態調査と結果の発信/問題提起、学校・部活・スポーツチームに向けた1252 セミナー/授業、⼥性の⾝体とスポーツをテーマにした youtube チャンネル『スポーツを⽌めるな』のTalk UP 1252等トップアスリートとの1252対談・体験談コンテンツの提供、医療・教育の専⾨家との1252教育コンテンツ等
 <コメント>
 この度は⼤変素晴らしい賞をいただきまして本当にありがとうございました。
 私が表彰を受けたことになっておりますが、1252プロジェクトはたくさんの⽅にサポートしていただいて⾏っております。⼀番⼤事なことは私たちの誠意、⽴件を扱っておりますので専⾨的な知識が⼤変多くなります。その中で多くの専⾨科や婦⼈科の先⽣にたくさんサポートいただいております。本当に感謝を申し上げたいと思います。この活動を始めて3年⽬になりますが、まだまだ課題が多いと感じています。私たちが重要視しているのは男⼥問わずこの授業を受けてもうらことです。⼥性だけの課題ではなく、1252プロジェクトが組織や企業の男性の⼊⼝としながら様々な⽅の助けになればと思います。私の根本的な純粋的な気持ちを忘れずに多くの⽅に参画していただきたいなと思います。

【HEROs AWARD 2023】アスリートの社会貢献活動を表彰する式典

 また、各受賞者の表彰後に⾏われたトークセッションでは、アスリート部⾨を受賞した、荒井 DAZE 善正選手、伊藤華英氏、和田選手の3名が登壇し、各受賞者のプロジェクトの始まりや、やりがい、今後の展望を語った。
 活動のやりがいを聞かれた伊藤氏は、「活動をやっていく中で、多くの⽅が競技の垣根を超えて声をかけてくれるんです。社会貢献活動の意味というか、垣根を超え、新たな仲間が作られて広がっていくことにやりがいを感じています。」と⾃⾝の社会貢献活動の発展の喜びについて語りました。最後に、活動の認知拡⼤のためにこの⽇出席した各界のアスリートや、企業の皆さんに協⼒してほしい事を聞かれた荒井選手は「無理にお願いはしていません。これからいろんな⼈の取り組みを知った上で、⾃分ごと化して⾏動してほしいです」と⼒強く語り、トークセッションを締めくくった。

 【囲み取材】
 
 Q. HEROs AWARD を受賞した感想を教えてください。
 A. このような賞をいただけて本当に嬉しく思います。これまで続けてきたことを、このような形で評価いただき、本当にありがたいなと感謝しています。

 Q.活躍した分だけ開発途上国の⼦どもたちを救うことにつながる活動となっていますが、それを踏まえて来シーズンの抱負を聞かせてください。
 A.ずっと続けてきていることなので、来シーズンも変わることなく、これまで通り⾃分らしく活動を続けられたらと思います。

 
 Q. HEROs AWARD を受賞した感想を教えてください。
 A. 多くの報道陣の⽅を⽬の前にして、改めてこの賞が素晴らしいものだということを実感しています。この賞をもらうということは、活動を今後も続けていくということが重要だと感じました。

 Q.今後さらにチャレンジしたいことがあれば教えてください。
 A.これまで通り、地に⾜をつけた活動をベースとしながら、必ず届けなければいけない⼈たちに情報を届けられるように、現場の⽅々と対話をしながら、課題に対して1つ1つベストを尽くせればと思います。

 
 Q. HEROs AWARD を受賞した感想を教えてください。
 A. 2018年からHEROs AWARDに参加させていただいていましたが、まさかあれだけの⽅々が受賞されてきた中で⾃分が受賞するとは思ってもいなかったので、とても嬉しく思います。

 Q.改めて新井さんが社会貢献活動を広めていくにあたって、必要だと思うことを教えてください。
 A.まずは知ってもらうことが⼤切だと思います。なぜその活動が必要で、どうしたら参加できるのかという情報がないと参加できないので、そういった情報をもって、楽しんで⾃分ごととして取り組んでいただくことが重要なのかなと思います。

 
 Q. HEROs AWARD を受賞した感想を教えてください。
 A. 2015年からスポーツコミュニティとして活動してきましたが、それをこのように表彰いただき、チームとして嬉しく思います。

 Q.今まで旗振り役として活動されていた稲葉さんですが、印象に残っているエピソードがあれば教えてください。
 A.活動を通して、参加いただいたみなさんと会話ができる、近くで接することができるという点がとても嬉しかったです。

 【イベント概要】
 名 称 :「HEROs AWARD 2023」
 ⽇ 時 : 12 ⽉ 18 ⽇(⽉) 16:15 ~ 19:15
 場 所 : グランドハイアット東京グランド ボールルーム(東京都港区六本⽊ 6-10-3)
 内 容 : フォトコール / 主催者挨拶 / AWARD授賞式 / HEROs活動宣⾔ /
 受賞者トークセッション / ⼀⻘窈さんライブパフォーマンス
 当⽇の参加者
 受 賞 者 : 荒井 DAZE 善正(スノーボード)、和⽥毅(野球)、伊藤華英(競泳)
 北海道⽇本ハムファイターズ(野球) 稲葉篤紀
 アディダスジャパン株式会社 Brand Activation Senior Director ⼭本健
 ⼀⻘窈(歌⼿)
 アンバサダー: 池⽥信太郎(バドミントン)、井上康⽣(柔道)、上原⼤祐(パラアイスホッケー)、
 五郎丸歩(ラグビー)、中⽥英寿(サッカー)、根⽊慎志(⾞いすバスケットボール)
 審 査 員 : 笹川順平(⽇本財団常務理事)、中井美穂(アナウンサー)、中江有⾥(⼥優・作家)、
 藤沢久美(株式会社国際社会経済研究所 理事⻑)、
 松井⼀晃(株式会社⽂藝春秋 Number 編集局⻑)、
 松⽥裕雄(筑波⼤学客員准教授(国際産学連携本部)(株)Waisports ジャパン代表)、
 間野義之(早稲⽥⼤学スポーツ科学学術院教授 博⼠(スポーツ科学))

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