人気アイドルグループ『AKB48』の“たかみな”高橋みなみ（21、チームA）、“こじはる”小嶋陽菜（24、チームA）、“ゆきりん”柏木由紀（20、チームB）、“まゆゆ”渡辺麻友（18、チームB）が23日、都内で『2012年 JASRAC賞』贈呈式に総合プロデュサーの秋元康氏（56）とともに登場した。
『JASRAC賞』は、日本の音楽の著作権を集中管理するJASRACからの年間分配額が最も大きかった、作曲家、作詞家らを表彰するもので今年で30回目を数える賞となっている。国内分配額1位の金賞『ヘビーローテーション』、銀賞『ポニーテールとシュシュ』、銅賞『Beginner』と、『AKB48』がトップ3を独占する快挙を見せた。金、銀、銅賞が同じグループの曲というのは賞創設以来初快挙となる。
授賞式では、秋元氏は、「みなさん著作権を守りましょう。著作権を守ってこそこういう賞が頂けるので。日本のような著作権がある国に生まれてよかったなと思っています」と、盾を片手に語ると、花束のプレゼンターとして登壇した4人からたかみなが代表して、「全ての作詞をして下さっている秋元先生ありがとうございます。とても幸せに感じています。これからもたくさんの方に聞いてもらえればと思っています」と、堂々のスピーチをした。
授賞式後に、囲み会見に臨んだ4人と秋元氏は、「これだけAKB48を愛してくださってありがとうございます」と感無量な様子。こじはるは、「『AKB48』を最初から支えてきてくれた方のお祝いの駆けつけることができて、幸せだな」と、喜びを口にすることに。
卒業を表明している“あっちゃん”前田敦子（20、チームA）と、話をしたという秋元氏は「この話題に触れないとニュースにならないなというのがある」と、冗談を交えつつ、「どうなるかわからない、前田敦子が辞退したことによって、その票がどこに行くのかも分かりません。むしろ、お祭りですので楽しんで頂いて、シビアではなく、次の新曲をみんなでファン投票で決めようというのがあります」と、真面目に語ったあとに、6月6日に迫った選抜総選挙について「みんな自信まんまんだそうですよ。小嶋は何か自信があるそうです」と、からかうと、全員で「やめてくださいよ?！」と、はにかむことに。
あっちゃんは、総選挙を出場辞退しているが、たかみなは「参加しているメンバーが客観的に見るというのがなくて、ちょっと緊張するなというのがある」と、率直な感想を。今回の総選挙自体については、「新たな改革みたいになるんじゃないかなと。みなさんが笑顔で楽しんでもらえればいいなと思っています」と、語ることに。ゆきりんは「1年に1回みなさんの思いを受け止める日なので、みなさんにも楽しんでほしい」と、前を向くことに。
なお、23日夜には投票の速報値も出ることになっているが、「全然どうなるか分からない。どんどん進化していて、どういうのをみなさんが望んでいるのか、お祭りを感じているのか」と、秋元氏にも予想は立たないとしていた。そんな中、今後どんな曲がいいかについて尋ねられたたかみなは、「毎回考えさせられる曲が多いので、メンバーの新しい一面が見える曲がいいですね」と、神妙にうなずくことに。
“新しい一面”といえば、先日、買い物中アロマキャンドルの火が荷物に燃え移り、髪の毛を燃やしてしまい、ロングヘアからショートヘアになってしまったたかみなだが、報道陣からそのことを尋ねられると、「まあ髪の毛は燃え散りましたけど、総選挙を燃える勢いでみんなで頑張っていきたい」と、うまく絡めることに。ちなみに、メンバーの反応についてはゆきりんが、「結果オーライで似合ってると言われてます。ギャル男とも言われてますね」と明かし、笑いを誘った。
■ほか、受賞作品
●外国作品賞『SHALL WE DANCE』
●国際賞は『ドラえもん』B.G.M.
