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新歌舞伎座こけら落とし公演で中村勘三郎さんへの追悼演目上演へ

 今月5日に亡くなった中村勘三郎さん(享年57)を追悼する演目が、来年4月に東京・銀座に再開場する歌舞伎座で上演されることが分かった。

 松竹から発表されたもので、『十八世中村勘三郎に捧ぐ』と冠し勘三郎さんが闘病中に「新しい歌舞伎座でやりたい」と話していた舞踊『お祭り』が演目に加わるという。

 20日付のサンケイスポーツ、日刊スポーツ、スポーツニッポン、スポーツ報知、デイリースポーツ各紙が報じており、こけら落とし公演では勘三郎さんの長男の勘九郎(31)次男の七之助(29)のほか、坂東三津五郎(56)や中村橋之助(47)、中村獅童(40)らも出演するという。

 おめでたいこけら落としでの追悼演目は異例だが、同社の我孫子正専務は「元気になって新しい歌舞伎座の舞台を踏みたいという勘三郎さんの思い、復帰を心待ちにしていたお客さまの思いもあり、上演を決めました」と説明しているという。

 こけら落とし公演は3部制となっており、第1部の演目は『壽祝歌舞伎華彩(ことぶきいわうかぶきのいろどり)』で、坂田藤十郎(80)、市川團十郎(66)らが出演。第2部は尾上菊五郎(70)らによる『弁天娘女男白浪』など、第3部では松本幸四郎(70)が『勧進帳』の弁慶を演じる。

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