舞台『ダンガンロンパTHE STAGE~希望の学園と絶望の高校生~』(演出:石田明)ゲネプロが28日、東京・日本青年館大ホールで開かれた。
シリーズ累計60万本の売り上げ人気の大ヒット推理ゲーム『ダンガンロンパ』が原作。超高校級のエリートのみが入学できる私立『希望ヶ峰学園』に閉じ込められた個性豊かなキャラクターたち15人が生徒同士で殺し合いをすることを強要される。その果てに待っている衝撃の結末とは…。
この日は、苗木誠役・本郷奏多(23)、霧切響子役・岡本玲(23)、十神白夜役・小澤亮太(26)、腐川冬子役・大沢ひかる(19)、大和田紋土役・八神蓮(28)、葉隠康比呂(Wキャスト)役・松風雅也(38)、石丸清多夏役・高木万平(29)、朝日奈葵役(Wキャスト)・アイドルグループ『NMB48』“れいにゃん”藤江れいな(20、チームM)、不二咲千尋(Wキャスト)役・『AKB48』の“はるきゃん”こと石田晴香(20、チームK)、桑田怜恩役・『RUN&GUN』宮下雄也(29)、セレスティア・ルーデンベルク役・池端レイナ(26)、山田一二三役・お笑いコンビ『天津』向清太朗(34)、大神さくら役・お笑いコンビ『カーニバル』山口ゆきえ(32)、舞園さやか役・田中日奈子(17)、江ノ島盾子役・神田沙也加(28)が登場。
ゲネプロ前には、上記のキャストとともに葉隠康比呂(Wキャスト)役・お笑いコンビ『NON STYLE』石田明(34)も加わりフォトセッションへ。出演陣を代表して主役の本郷と演出を担当した石田明が意気込みを語った。
本郷は、「われわれ一同、原作を勉強しながら、イメージを大切に作り上げてきました。すごくいいところに着地できたのかなと。1つの舞台として観ても、見応えのある作品です。石田(明)さんが、すごくみんなをまとめて引っ張ってくれました。きょうはわれわれのフルパワーで演じさせて頂ければ」と、メッセージを。
石田は、「演出という慣れない経験のなか、頼りになる役者のみなさんに支えられて、やっとここまでこれました」と、しみじみ。「原作がありますので、キャストのみなさんもすぐに分かってくれたし、本当に面白い話になったし、面白い舞台です!キャストみなさんの頑張りで、途中、涙腺が崩壊し始めました。ぜひこのダンガンロンパの舞台いろんな人に楽しんでほしいです」と、万感の思いととともにコメント。
さらに、石田は、「演出してみて本当に勉強になりました。普段漫才で知ることのできないことや、スタッフさんの大切さを、また1から学んだ感じです。これがまた自分の芸人生活に戻ってくる感じです。2008年のM-1優勝以来自分が成長した1年になると思います。いい経験ができました」と、成長を挙げた。
見どころについて、石田は「『ダンガンロンパ』はキャラクター自体がしっかりしているので、その中で、キャラクターを大事にしながらも、役者本人の人間性を出して、ゲーム、アニメにはなかったものも、ルールも含めて入れています」と、アピールしていた。
舞台は、石田の話していた通り、役者本人の人間性がかいま見られるセリフ回しなどがありつつも、ゲーム・アニメなどに流れているテーマを崩すことなく表現。舞台ならではの装置を使った見せ方で、ひと味違った『ダンガンロンパ』を提示した。
また、ゲーム・アニメと違う舞台ならではとして目を引いたのは、可愛らしい16人のモノクマダンサーズの存在。あるときは、舞台装置の一部となったり、その場に流れる感情をダンスで表現したり、舞台転換中にも目を引くダンスを見せるなど、スパイスとなっていた。
なお、朝日奈葵役の大島なぎさ(23)と不二咲千尋役のアイドルグループ『PASSPO☆』奥仲麻琴(20)は、出演チームが違うため本日の会見には出席していない。
舞台『ダンガンロンパTHE STAGE~希望の学園と絶望の高校生~』は29日から11月3日まで日本青年館にて!