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【W杯ブラジル大会】日本、コートジボワールに逆転負け!長谷部「自分たちのサッカーを表現できなかった」

 W杯ブラジル大会1次リーグC組の「日本VSコートジボワール」(アレナ・ベルナンブコ)が14日午後10時(日本時間15日午前10時)、ブラジル・レシフェで行われた。

 スターティングメンバーが発表された。日本は、DF森重真人とMF山口蛍が先発。注目のワントップは大迫が起用された。対するコートジボワールは、出場が危ぶまれていたヤヤ・トゥーレが先発に名を連ね、ドログバがベンチスタートとなった。

 スタジアムに到着したザッケローニに、NHKのアナウンサーが話を聞いた。

 「我々はこの4年間、この大会に合わせてシッカリ準備してきました。この大会に合わせて調整してきていますし、望んだ体制が取れていると思います。思い描いたようになっています。(相手のコートジボワールは、)フィジカルが強いので身体の当たりを避けて、機敏に動いていこうと。気持ち的には穏やかです。試験の前にシッカリ準備をした学生のように落ち着いています」と、ニッコリと微笑んだ。

 日本代表のスタメンと予想フォーメーション(4-2-3-1)
 GK 川島永嗣 『スタンダール・リエージュ』(ベルギー)
 CB 吉田麻也 『サウサンプトン』(イングランド)
 CB 森重真人 『FC東京』
 RSB 内田篤人 『シャルケ』(ドイツ)
 LSB 長友佑都 『インテルミラノ』(イタリア)
 DMF 山口蛍 『セレッソ大阪』
 DMF 長谷部誠 『ニュルンベルク』(ドイツ)
 RMF 岡崎慎司 『マインツ』(ドイツ)
 LMF 香川真司 『マンチェスター・ユナイテッド』(イングランド)
 OMF 本田圭佑 『ACミラン』(イタリア)
 FW 大迫勇也 『1860ミュンヘン』(ドイツ2部)

 [コートジボワール代表] GK ブバカル バリー
 DF アルトゥール ボカ
 DF ディディエ ゾコラ
 DF セルジュ オーリエ
 DF スレイマヌ バンバ
 MF イスマエル ティオテ
 MF ヤヤ トゥーレ
 MF セレイ ディエ
 FW サロモン・カルー
 FW ジェルビーニョ
 FW ウィルフリード・ボニー

雨が降るスタジアム。ニッポンコールの中、キックオフ

50秒 日本は左ショートコーナー

3分 コートジボワール左CKを日本がクリア

5分 コートジボワールにボールを奪われ、カウンター。シュートをうつも

6分 コートジボワールが、右CK。

コートジボワールは、再三、右サイドからクロスを入れる。

14分 日本、左コーナーキック。ニアサイドに本田がボールを入れる。岡崎がヘッドでそらすも枠には行かずクリアされる。

16分 日本、左スローインから長友が本田にパス。本田がペナルティーエリア中央やや左からシュートで先制。1-0。

20分 内田のドリブルからシュート。こぼれ球に反応するもギリギリでクリアされる。

20分 右コーナーキックから、ペナルティーエリアやや外側から本田がシュート。GKが弾き出す。

22分 吉田が身体で張って止め、イエローカード。コートジボワールがペナルティーエリア外側からFK。ヤヤ・トゥーレがうつも大きくハズレる。

ヤヤ・トゥーレをフリーにすることが多く、ヤヤ・トゥーレから効果的なパスが送られる。

29分 岡崎がペナルティー・エリアのやや外側でファールで止める。FKはクロスバーの上に外れる。

34分 コートジボワールが右コーナーキック。ボカが強烈なロングシュート。こぼれ球をシュートに行こうとするがオフサイド。

35分 香川が本田へのパスから、本田がシュート。キーパーがはじきCKへ。効果的な攻撃にはならず。

コートジボワールは、日本の両サイドを個人技でえぐり、クロスを上げてシュートを打たれるも、ゴールを割らせない。

そのまま前半終了。

後半9分 長谷部がOUTして沿道がIN

後半10分 ペナルティーエリア右外側でFK。

後半 ヤヤ・トゥーレの突破に吉田が対応。ペナルティーエリアないで倒れてヒヤッとするもノーファール

後半16分 ディエOUT、ドログバIN

日本はコートジボワールに攻めこまれ続け、防戦一方となる。

後半19分 右からのオーリエのクロスに 走り込んできたボニーがヘディングシュート。1-1の同点。

後半21分 オーリエが右サイドからクロス。ジェルビーニョがヘディングシュート。これが決まり2-1と逆転される。

後半22分 大迫OUT、大久保IN

本田をワントップにし、香川がトップ下、大久保が左サイドに入る。

後半35分 ペナルティーエリア外側中央から、ドログバのフリーキック。川島パンチング。

後半40分 香川OUT、柿谷IN

日本は、コートジボワールのゴール前までいくが、シュートまでいけない。

アディショナルタイム4分間。攻めこむも、得点することは出来ず、このまま2-1で初戦を落とした。

ザッケローニ監督は、「まず最初にコートジボワールは非常にいい試合をした。敬意を評したい。(日本は)始めはよかっちたが、プレッシャーを掛けることが出来なかった。距離を保つことが出来なかった。次の2つは勝利したいと思います。今日できなかった理由を考えて、次の試合に挑みたいと思います」。

キャプテンの長谷部選手は、「非常に厳しい敗戦だと思います。相手がよかったというより、自分たちのサッカーを表現できなくて負けてしまった。あと2試合(グループリーグ)あるので切り替えてやっていくしかない。大舞台で、自分たちのサッカーを表現する準備が、自分たちはできていたと思っていたけど、結果として、表現出来はなかったということは未熟だったということ。僕個人も全然納得できるプレイではなかった。次に向けて、自分たちの最高の準備をしてチーム一丸となって切り替えてやっていきたい」。

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