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【ソチ五輪】ジャンプ団体銅メダル竹内択がかかった難病「チャーグ・ストラウス症候群」とは!

 17日(日本時間:18日)に行われた「ジャンプ 男子ラージヒル団体・決勝」で銅メダルを獲得した日本チームのひとり、「ジャンプ」日本代表の竹内択選手(26=北野建設)が、競技後の記者会見で、120万人に1人がかかるといわれる血管障害の難病といわれる「チャーグ・ストラウス症候群」を患っている可能性が高いとの診断を受けていたことを明らかにした。

 『公益財団法人難病医学研究財団』の「難病情報センター」公式ホームページによると、チャーグ・ストラウス症候群は「アレルギー性肉芽腫性血管炎」とも呼ばれ、<気管支喘息やアレルギー性鼻炎を有する人に、白血球の一種である好酸球の著明な増加を伴って、細い血管に血管障害(血管炎)を生じる病気。早期に治療を行うと血管炎は治癒するが、末梢神経障害が残る場合や、時々再発を来すことがある>という。

 年間新規患者数は、約100例と推定されており、医療機関を受診し治療を受けている患者数は、年間約1800例と推定されているという。

 この病気の原因は不明で、なんらかのアレルギー反応によって生じると考えられている。また、ある種の薬剤により病気が誘発されることもあるとされていますが、因果関係の証明はされていないそうだ。

 症状としては、気管支喘息発作、手足のしびれ(末梢性神経炎)、出血斑(紫斑)、関節痛・筋肉痛、腹痛・消化管出血(胃・腸の潰瘍)、体重減少、発熱など。時には、脳出血・脳梗塞、心筋梗塞・心外膜炎、消化管穿孔を生じることもあるという。

 治療法としては、一般的にはステロイド薬で、一年間以上にわたり治療される。早期に治療を中止すると、再発をきたすので注意が必要という。

 この病気では、喘息発作、紫斑、末梢神経炎、筋肉・関節痛、腹痛などの症状がみられるが、適切な治療によって軽快する。しかし、末梢神経炎による障害(特にしびれなどの知覚の異常)は長く残ることが多いという。

 また頻度は低いが一部の症例として、脳出血・脳梗塞や心筋梗塞・心外膜炎、腸穿孔を生じ、重篤となることがあり、一度治癒しても、再発することがあるので治療を中止してもしばらくは定期的な通院が必要という。

 参照サイト:「難病情報センター」(http://www2.nanbyou.or.jp/46_B.html)

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