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【ソチ五輪】銀メダリスト渡部暁斗、ノルディック複合ラージヒル6位入賞!先頭集団に付くも「転倒」が痛かった

 「ノルディック複合」日本代表の渡部暁斗選手(25=北野建設)が、18日に行われた「ノルディック複合 男子ラージヒル個人・決勝」(ルスキエ・ゴルキ・ジャンピング・センター)で、6位入賞を果たした。

 「ノルディック複合 男子ノーマルヒル」で、銀メダルを獲得した渡部(暁)選手。Wメダルの期待もかかったが、前半のジャンプで4位につけた。後半のクロスカントリーで、先頭集団でメダルを狙える位置につける。ところが、最後の一周に入った時に、転倒してしまい、6位入賞となった。

 渡部(暁)選手は、「ちょっと足元すくわれて転倒しちゃったんで、追いつくので体力使っちゃったんで、そこで僕のレースは終わっちゃったかな」と、悔やんだ。

 朝から強い雨が降り、霧が発生する視界不良の中、前半のジャンプが行われた。

 渡部善斗選手(22=早稲田大学)は、ジャンプの踏切で失敗し、空中での姿勢が立ってしまい失速。119.5メートルで95.4の36位。

 加藤大平選手(29=サッポロノルディック)は、126.5メートルの大ジャンプを見せたが、着地後のランディングで、スキーとブーツをつなぐビンディングが外れて転倒するアクシデント。その後、しばらく起き上がれず、左肘を打って担架で運ばれていった。得点は87.6で45位。(この後、病院に行き、クロスカントリーは棄権。2日後の団体戦に出場できるかは微妙)

 永井秀昭選手(30=岐阜日野自動車)は、119.0メートルで99.3の27位。

 【前半のジャンプを終了しての順位】
 1位 エリック・フレンツェル選手(ドイツ)129.0(139.5メートル)
 2位 ホーヴァルド・クレメッセン選手(ノルウェー)127.0(137.5メートル)
 3位 ベルンハルト・グルーバー選手(オーストリア)123.4(136.5メートル)
 4位 渡部暁斗(日本)120.8(134.0メートル)

 渡部(暁)選手は、トップと33秒差の4位で、クロスカントリーをスタート。ジャンプトップのフレンツェル選手は、昨日、38度の高熱を出し、体調が思わしくない。さらに、相変わらず、雨が降っている。雪が湿っているため、スキーが滑らずに、体力を使う雪面。

 そのため、ペースを抑えるトップ選手。そのため、1.5キロで7選手が一つの集団を形成する混戦。さらに、2周目に入ると、10人に膨れ上がる。3周目を終え、8位あたりを走行していた渡部(暁)選手だったが、最後の一周に入ったところで、渡部が転倒。すぐに起き上がり、先頭集団に食らいつくが、これが響き、スパートする体力が残っていなかった。なんとか6位入賞を果たした。

 【日本人の最終成績】
 渡部暁斗選手(25=北野建設)23:39.0 6位
 永井秀昭選手(30=岐阜日野自動車)25:10.7 26位
 渡部善斗選手(22=早稲田大学)26:14.4 35位
 加藤大平加藤大平選手(29=サッポロノルディック) 棄権

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