大相撲・九重部屋の兄弟力士、千代鳳関(21)と千代丸関(23)が17日、都内で行われた中国史上最大スケールのドラマ『項羽と劉邦』DVD応援隊長就任会見に出席した。
同会見は、「義兄弟の契りを結びながらも、やがて天下を奪い合うライバルへと変わっていく項羽と劉邦」の関係性にちなみ、同部屋の兄弟力士である千代鳳関、千代丸関が同DVDの応援隊長に就任したことを記念して開催。
このようなイベントは初めてということもあり、千代鳳関は「凄く緊張していまう」、千代丸関は「足ガクガクです」と慣れない様子だったが、その柔らかなキャラクターに、会場は和やかムードに包まれる。
作品になぞらえ、司会の有村昆から「九重親方ってどんな存在ですか？」と、元横綱・千代の富士の九重親方について聞かれた千代鳳関が「相撲界の秦の始皇帝のよう」と答えるほど、親方は絶対的な存在のようだ。
また、『項羽と劉邦』にちなんで、2人にとっては中学生以来という腕相撲対決が行われ、兄の千代丸関が「絶対に負けられない戦いがあるんです！」と意気込んでいたものの、結果は弟の千代鳳関が勝利。千代鳳関は「大したことない。もっと稽古しなくちゃダメですね」と、千代丸関に容赦なくダメ出ししていた。
千代丸関が、厳しい稽古のリフレッシュ方法の一つであるカラオケで、美声を披露する場面も。徳永英明の「レイニーブルー」を歌ってみせた。今後の目標について、「項羽と劉邦のように兄弟で優勝決定戦が行えるように頑張っていきたい」(千代鳳関)、「自分は劉邦のようにみんなに支えられながらも強くなっていく力士でありたい」と、それぞれ語った。
『項羽と劉邦《ノーカット完全版》』DVD-BOX最終章の第四章は、ポニーキャニオンより7月2日発売。
