「フィギュアスケート男子」日本代表の高橋大輔選手(27=関大大学院)が、14日(日本時間:15日)に行われた「フィギュア男子フリープログラム」(アイスベルク・パレス)に登場し、冒頭の4回転は前日同様に両足着氷となるも、その後のジャンプを成功させ、6位入賞を果たした。
前回の2010年バンクーバーオリンピックで銅メダルとなった高橋選手。しかし、昨年の11月に右すねにケガを負い、体調が万全でない中、集大成となるであろう滑りを示した。
ビートルズの曲『イエスタディ』のユッタリしたメロディーに乗り、冒頭の4回転トゥーループ。だが、前日のショートと同じように両足着氷となってしまう。次のトリプルルッツ、トリプルアクセルは着氷。続く、トリプルルッツ、トリプルアクセルを決める。ここから、軽快な音楽にかわり、それに合わせてステップを踏みスピンを決める。
また、ユッタリした曲調に戻ると、トリプルアクセルからダブルトゥーループとトリプルルッツからトリプルトゥーループのコンビネーションジャンプを危なげなく決める。トリプルループ、トリプルフリップ、トリプルサルコウも、足のケガがうそのように決めていく。最後は、スピンでフィニッシュ。
観客からの拍手がおき、ようやく、ホッとした笑顔が高橋選手からもあふれる。得点は164.27点(技術点73.27点、演技構成点91.00点)で、ショートとフリーの合計が250.67点。