
ロンドン五輪フェンシングの銀メダリスト・太田雄貴選手(森永製菓、27)が28日、都内で開催された『食と農林漁魚の祭典』『東京ハーヴェスト』共同プレス・ブリーフィングに登場した。
日本の農林漁魚・食品産業・農山漁村が持つカチを国内外に広く訴求するため11月1日より『食と農林漁魚の祭典』を東京駅や丸の内周辺などで開催する。一方、『東京ハーヴェスト』は農家・漁師・酪農家などの生産者への感謝と尊敬の気持ちを形にして伝えたいという思いから設立され11月9、10日に六本木ヒルズでスポーツ、フード、アート、ミュージックを融合させたイベントを開くというもの。
太田選手はスーツ姿で現れ、『東京ハーヴェスト』の発起人となったことに「小さい時にフェンシングの練習で遅くなったとき、父親が10品以上の本格的な料理を作ってくれました。父親も働いて時間もないなかで、僕がフェンシングで強くなるために一生懸命作ってくれました。その父親の愛情を感じながら食べる食事というものに食への感心が高まり、食べ物に気をつけるようになりアスリートとしての体づくりに生きました」と、食が自身を五輪選手までに引き立てたと話す。

続けて「とくに日本の食の特徴である、美しい食べ合わせは日本の知恵だと思います。それが、スポーツを楽しめ、勝てる体を作ると思います。そんな食を作り出してくれる、日本全国の生産者に、アスリートである僕達からも、ありがとうと言う機会を作りたいと思い『東京ハーヴェスト』に賛同しました」と、参加した思いを。
その食べ合わせについては、「高校生のときはエネルギーの高いもので、たとえば、とんかつとキャベツと食べたりしてました。日本人がなんとなく食べているときに、お膳というものも昔の人の知恵というもが組み込まれていて、ご飯もそうだと思いますし、お味噌汁とか、父親に教育を受けてきて、今に生きていると思います」と、話した。
また、自身イチオシの食材について質問すると、「僕は炭水化物が好きで、その中でもお米が大好きです」と明かしつつ、「日本人が日本人を感じれるのお米だと思っていて、とくに好きなのが寿司なんです。魚とご飯と米と、ということで、フィッシャー、ファーマーとが2つに1つとなって合わさっていて、日本の持っている究極の形が個人的にはお寿司だと思っています」と熱弁していた。
「2020年の東京五輪では海外から多数の方が来ると思います。僕は20年に、東京に来た方に、日本の食材の素晴らしさを知ってもらいたいと思っています」と、テーマである“東京から、ラブレターを。”も交えて語っていた。



