作家・鈴木光司の『リング』シリーズで有名な貞子が25日、都内の渋谷PARCO前で映画『貞子3D2』（監督：英勉／配給：角川書店）の公開を記念した夏のメガ貞子祭を行った。
前作の『貞子3D』から5年後を舞台に新たな恐怖の物語がいよいよ公開。昨年も街を賑わせた“メガ貞子”が、今作のキーとなる子貞子を載せ、さらにパワーアップし“メガ貞子2”となり登場。会場では貞子による握手会が行われる斬新な試みが行われた。
季節外れの冷たい雨がしとしと降る渋谷にの街に増殖した貞子たちが現れた。思わず足を止める人たちの前で、貞子たちは“メガ貞子2”の前でウォーミングアップ体操を行うとそのまま握手会に。白い肌とトレードマークの長い黒髪で顔を覆いながら次々と握手する貞子。渋谷のど真ん中で繰り広げられたシュールな光景だったが、中には怖さのため号泣する子供の姿も。わざわざ駆けつけたという都内に住む女性は「実物に触れて良かったです」と笑顔で記念撮影をしていた。
イベントは午後6時まで行われたが、幕間には貞子によるまさかの囲み会見が行われた。関係者の耳元でささやく通訳形式で行われ、関係者は「雨が降ってより冷えたんじゃないかと言ってます」とざっくばらんに報道陣に貞子の言葉を伝えた。「6時までやってるんでガンガン行きます。昨日野球の始球式もやったんで、正直キツい」と、その恐ろしげな外見と裏腹にゆるふわ発言を次々と繰り出した。
記者が「英勉監督が『ゆるキャラと勘違いしてんじゃね？』と言ってましたが？」とたずねると、貞子は「今、ブームなんで乗っかっといた方がいいかな」と開き直り発言。「（今作が）当たらないと仕事なくなっちゃうんで、がんばりまーす」と意気込みを語り「（さっきも）何人か泣いてたんで良かった」とコメント。また、ライバルを聞かれると「スーパーマン」と答え、同時期に公開される『マン・オブ・スティール』に対抗心を燃やしていた。
『貞子3D2』は8月30日角川シネマ新宿ほか、全国ロードショー！
