シンガーソングライターで歌手、女優のアイナ・ジ・エンドが1月3日都内・東京ドームで行われた「アメリカンフットボール日本選手権 第78回ライスボウル」のハーフタイムショーに出演。解散ライブ以来の東京ドームで初のスポーツイベント歌唱を行った。
取材・撮影:伊藤直樹©ニュースラウンジ
ライブ写真提供:アメリカンフットボール日本選手権 第78回ライスボウル
トップ写真は、ハーフタイムショーでパフォーのマンスするアイナ・ジ・エンド(提供:アメリカンフットボール日本選手権 第78回ライスボウル)
初のスポーツイベントでの歌唱が、2023年6月29日の『BiSH』解散ライブ以来の2度目の東京ドームとなったが、「まるっきり景色が違いました。スポーツしに来てる方々の熱量っていうのはもう半端なくて、ここまで選手たちがいろんな努力をして、いろんな壁にぶち当たってきてる。そんな日をみんなが待ち望んで、みんなが輝いて見えた」と感動した。
初めて見たアメフトの印象は、「スポーツが色々ある中でも、めちゃめちゃ生身での戦いというか、人々が怖いっていう気持ちに1番向き合って、1番この自分の弱さと向き合って戦わなきゃいけないスポーツに見えます。何も知らない私ですけども、ほんとそこがめちゃめちゃかっこいいなって思います」と、(防具は付けているが、)生身同士のぶつかり合いの迫力に圧倒されたという。
ちなみにアイナ自身は、「スポーツを観るのはなんでも好きです。私は高校生の時に野球が強い高校に行っていたので、応援に行くことが行事でありました。今はサッカーを見るのも好きです。(でも私自身は、)もうほんとに運動音痴で、50メートルも10秒台なんで、スポーツできる人皆さん尊敬します」と苦笑い。
こだわったのは衣装と楽曲で、「今日の衣装は、2つのチーム(「富士通フロンティアーズ」の赤と「パナソニックインパルス」の青)のお色となるべく被らないように。でも、お正月なので、結構晴れやかな色味を着たかった」と、薄いピンクの衣装を選んだという。
楽曲に関しては、「本当は『宝物』っていう日曜劇場の主題歌とか、『合言葉』っていうアニメ『薬屋のひとりごと』の主題歌とかの方がもしかしたら知ってくれてる人は多いかもしれないんですけど、そういうミドルテンポではなくて、個人的にこう、ぶち上がるナンバーっていうのを揃えてみました。ハーフタイムショーは応援してくださる方々の熱をいかに冷ませないか、みんなが後半もまたさらに熱を帯びて迎えられるかっていうのをすごい考えた」そうで、それが、『Poppin’Run』など6曲のメドレーという形になった。
グループ解散後からは、「もう1回ゼロからキャリアを積むような気持ちで ここ1年半くらい活動」してきたそうで、「昨年9月11日に日本武道館公演をやらせていただいて、ありがたいことに満員御礼だったので、またこう少し大きいキャパシティで、自分のやりたい表現っていうのを惜しみなくやってみたいです。去年はダンスオーディションをして、そこで、かけがえのないダンサーと出会って、本当に濃密な練習もできたので、自分の引き出しも増えたし、レベルアップした自分でまた最高を更新してみたいなって思います」と、今年の抱負を語った。
東京ドームでのソロライブは?と問われると、「まだ去年武道館公演を達成できたばかりなので、全然ドームっていうのはそっからもう、なんて言うんすかね、100倍ぐらいプレッシャーもキャパシティも大きいので、1個ずつ段階を踏んで、いつかは立ちたいな、立ってみたいなと思います」と足元を見据えつつも野望ものぞかせた。
最後にサッカー観戦が好きとのことなので、最後に、日本代表の試合で国歌斉唱などは?と水を向けると、「君が代ですよね。緊張します。あれ、寿命縮まりますよ本当。でも スポーツ選手とはちょっと違うかもですけど、私たち歌をやったり音楽を作ってる人間も、多分その本番までに めちゃくちゃ練習をして、いろんなこう、壁にぶち当たってステージに立つっていう、そこは一緒だと思うんですよ、マインドは。勝ちたい、やり切りたい。だから、そういう同じような心境で選手を応援したいっていう思いはあるので、もし機会があればぜひやりたいと思います」と希望も。
■セットリスト
① はっぴーばーすでー
② Poppin’ Run
③ Frail
④ Red:Birthmark
⑤ Love Sick
⑥ サボテンガール