俳優・徳山秀典（30）が1日都内で主演映画『パーティは銭湯から始まる』（監督：松田圭太／配給：日本出版販売）の初日舞台あいさつが行われ、俳優・須賀貴匡（35）、高野八誠（34）らと登壇した。
本作は30歳になっても恋人がいない、銭湯の跡継ぎ花島（徳山秀典）が、合コンに参加して失敗しては、合コン前にいた銭湯にタイムスリップすることが何度も繰り返される。タイムスリップの原因を考えながら恋人獲得に励む花島だったが、次第に思いもよらぬ事件に巻き込まれていくという「銭湯」を舞台にしたタイムスリップ・ラブコメディー。
恋に敗れ続ける主人公を演じるのは、『炎神戦隊ゴーオンジャー』シリーズの徳山秀典。共演には『仮面ライダー龍騎』の須賀貴匡、『仮面ライダー THE NEXT』の高野八誠、『ミュージカル テニスの王子様』の佐藤永典とイケメン揃い。しかも、銭湯が舞台の作品だけに、彼らの美しい肉体美も堪能できてしまうという女性ファンにとっては、“のぼせ上がって”しまいそうな作品となっている。
当日の劇場には、徳山、須賀、高野のイケメン3人衆が登場するとあって、女性ファンでぎっしりと埋まった。
本格コメディ初挑戦となった徳山は、アイデアを出しながら、楽しんで撮影をしたそうだが、銭湯でのシーンが多いだけに、「8時間くらいぶっ通しで入っていた日もありました。お湯が殺人的な暑さで佐藤（永典）君はのぼせて、間違ってシャンプーを飲んでしまったこともありました」と、裏側の苦労を語った。
須賀は、「映画で銭湯のシーンはなかなかないですし、キャッキャ言いながらやりましたね。ポロリがなくて良かったです」と、下ネタで笑わせる。
さらに徳山が、「高野くんのオイルがテカテカ光ってるんですよ。自分もヌルヌルし始めて、すごい威力でした」と、笑いながら話すと、高野は、「カットが変わるごとに塗って維持していたので」と、こちらも苦笑い。須賀が、「日常的にもやってるんですか」というと、高野は、「下半身にはよく塗るんですけど…」と、またまた下トークをおりまぜる。
監督が、お気に入りのシーンとして、「徳山くんにジャージを着せて吉祥寺の街を歩いた」というと、徳山が、「よくいいますよ。みなさん、わからないですよね～そんなシーンあったっけっていう感じですよねぇ」と、会場にふると、女性ファンもうんうんとうなずく。
徳山が「一番恥ずかしい」という、そのシーンとは、吉祥寺の「ハーモニカ横丁」を夜に、“ドヤ顔”で、緑のジャージを着て、ひとりで練り歩いたのだが、「撮影はカメラマンが後ろから小さなカメラをもってついてくるだけで、普通の人からしたら緑のジャージを着たヤツがドヤ顔して、街を練り歩いている感じなんですよ」と、撮影を思い出して説明する。
その時、「『なにあの緑のジャージ？』とか、ここでは言えないような悪口が耳に入ってきて、初めて心が折れそうになった」と、当時の心境を明かした。
それを、5分ぐらい一人で歩いたり、2人で歩いたりと何回か撮影したのだが、「結果、あんまり…使ったんですけど、伝わってない。見えてない。でも、撮影は面白かった」と、監督は、子供がイタズラしたときのような顔で話す。
それを受けて徳山は、「あれを乗り越えたので、次はもうちょっとすごいことやろうかな」と、意欲的に語った。
映画『パーティは銭湯からはじまる』はシネ・リーブル池袋にて公開中
