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高良健吾 法政大学でトークショー!「みんな絶対違うから面白い」と熱い胸の内

高良健吾 法政大学でトークショー!「みんな絶対違うから面白い」と熱い胸の内
トークショーを開催した高良健吾

 俳優・高良健吾(24)が2日、東京・法政大学市ヶ谷キャンパスで開かれた映画『横道世之介』(監督:沖田修一/配給:ショウゲート)法政祭トークイベントに沖田監督とともに登場した。

 高良演じる横道世之介(よこみちよのすけ)は、大学進学のために長崎から上京したばかりの18歳。いやみのない図々しさが人を呼び、人の頼みは断れないお人好し。そんな世之介とガールフレンドの与謝野祥子(吉高由里子)をはじめ、1980年代を舞台にまわりの人々の青春時代と彼らの青春が描かれる作品だ。監督は『南極料理人』、『キツツキと雨』と、話題作を持つ沖田監督がメガホンを取った。同大学では世之介が入学する大学として実際の撮影が行われた場所となっている。

 トークショーでは、沖田監督が高良を抜てきした理由について、高良が熊本から状況していたという共通点や、いつか主演で作品を撮りたいという願いがあったということを明かすことに。

高良健吾 法政大学でトークショー!「みんな絶対違うから面白い」と熱い胸の内

 世之介を演じてみて、「自分が今までやってきたどんな役とも違って頼まれたら断れない感じ、物事に関しての距離感とか、すごく居心地がよかった」と、新境地が開けた様子。自身とも親近感を感じるのか、「世之介と同じように、九州から上京してきた役だったが、自分が上京してきたときに、渋谷の人ごみにすごく驚いた」とも。

 「『ひとごみ』という言葉を混雑の方の『ごみ』ではなく、「ゴミ」だと思ってたので、『俺もゴミの一部なのか…。そんな風にゴミと思ってしまってはいけない…』というようなことを思ってしまった」と、高良の素の一面を見せていた。

 さらにトークは、高良役者を目指すきっかけにも及び、「中学校のころから映画は良く見ていて、見ていたらやりたくなった」と、明かす。具体的に活動を開始した時期については、「熊本のタウン情報誌があって、そこで高校生スタッフというのがあってやってた。そこの編集長が今の事務所を紹介してくれたのがきっかけ。東京に行ったことがない。オーディションがあるからおいでと言われた。最初は間違った職業選んじゃったかなと思った」と、苦笑いを見せる。

 その流れで、仕事論も始まり、沖田監督が、「いろんな人がいるが、いろいろな人と一緒に仕事をするのが大切だと思っている」といえば、高良は「自分が楽しむこと。あんまりネガティブなことを言わない。監督のOKを信じているのでもう1度やらせてほしいということはないがあとはほんと、自分が楽しんでやるということかな」と語り、学生たちは真剣に聞き入っていた。

 俳優や監督を志す学生へ向け高良は「誰がやってもいいんだろうなというのはある。みんな絶対違うから面白いと思う。あまりそんなに考え込まず、作り込まずに。飯を食う、風呂をためて気持ちいいと思うとか、空がきれいだとか、人間生活をふつうなことを大事にした方がいい。ただ今日いる学生の人たちと世代は全然変わらないしえらそうなことは言えないのですが、一緒に頑張っていければと思う」と、熱い胸の内を明かしていた。

 映画『横道世之介』は2013年2月23日より新宿ピカデリーほか、全国ロードショー!

高良健吾 法政大学でトークショー!「みんな絶対違うから面白い」と熱い胸の内

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